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とある曲に耳を傾ける。

透き通るような声で、トーンの高め
心地よい歌声のにっしー。

強くて、でも優しくて
心に響くような歌声の実彩子ちゃん。

メインボーカルでもある2人の掛け合いは、
だっちゃんの作詞した歌によって、
さらに歌声が響き渡る。

私はこの曲に、とにかく惚れ込んでいた。

歌合わせの時に聞いた2人の歌は、
すぐさま心を奪っていった。

浦「A、スタンバイだぞー」

「はぁ、もう本当に好き」

浦「わかったわかった。あとで聞くから」

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浦「いやーあっつ、中暑いなぁ、みんな平気？」

宇「外は寒かったけど、やっぱ中は暑いね」

日「リーダー背中(笑)」

浦「いつものことだよ、ちょっといってきまーす」

2回目のMC、寒かった昨日とはまるで違う
本当に春の陽気で、ただホール内は
ライトと熱気で本当に暑かった。

にっしーがちらちらと見てくるから、
マイクを通さずに、イヤモニを片方外して
耳を傾けると、さっきの水の話で
どっちのもうか迷ってると言ってきた、

どっちでもいいよ、と笑いながら
背中を叩くと、片方の水を渡してくれる。

秀「なにしてんのお前らはよ、」

「水どっち飲むか迷ってるとかいうから」

西「気にしてるのかと思って。」

「いいよどっちでも。」

そんなことを話していると、話はさっきの
デュオ曲の話に。

浦「Aが好きなのって、dramaだろ？」

「そう～！！」

浦「裏でめちゃくちゃききいってたもんな？」

「本当にすごい好きでさ～、特にだっちゃんが作った歌詞！」

西「リハで客席から熱視線送ってたのそれね」

「にっしーにじゃないけど。歌に！」

千「でもすごくわかる。本当に良かった」

「あんな恋したい～ってなるじゃん。」

千「わかる！！」

日「そんなもんなんだ？」

「そんなんもんです。女の子はみんなそうだよね？」

私の問いかけに、声を上げてくれるファンの子たち。

好きだよ。愛してるよ。という言葉も
きっととても素晴らしいんだけど、

それ以上に心にくるのは、

「にっしーが、そばにいさせてー、って歌うのがいい。男の人って、ついてこい！とかそんなんが多いイメージだけどさ、」

浦「イメージね？」

「そうイメージ！私のね。だけど、なんかそばにいさせてって言われると、きゅん。とくる。」

その言葉に頷くファンと、女子メンバー。

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