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目を覚まして一番最初に目に入ったのは真っ白な天井。甘ったるい匂いが鼻腔を刺激し、胃が重たくなり吐きそうになって急いで口元を押さえた。ゆっくりと身体を起こして周りを見れば、部屋には私が横になっていたベッド以外何も置かれていなかった。
ベットも屋根とカーテンがついた、お姫様が使っていそうなベッド。何でこんな所に寝かされているのだろうと思っていると、真っ白な扉が勢いよく開いて姉さんを殺した男が入ってきた。私、この男に眠らされて此処に連れて来られたんだ。
「おっはよー。ぐっすり眠れたみたいで良かったぁ。そのベッド意外と高くてさ、君が気に入らなかったらそのベッド作った会社潰そうと、」
「な、何で私を此処に連れてきたんですか…！？」
「……なぁに、まだ気付いてないの？」
此処まで鈍いと心配通り越して呆れる、と呟きながら男は目隠しを外す。逆立っていた髪の毛が流れる様に落ちて、長く白い伏せていた睫毛をゆっくりと開けば、私が十年程前に見惚れた青い瞳が私を視界に捉えた。
少しだけ大人びた様な、いや、実際はあの頃と対して何も容姿は変わっていないのかもしれない。でも、あの頃とは違う妖艶な笑みに生唾を飲み込んだ。息をするのも忘れそうになるくらいに久しぶりに見た彼の美しい容姿に固まっていれば、彼は照れるんだけど、と頬を赤く染めて顔を背けた。
私の記憶に残る五条さんはとても口調が荒かった筈。それが一体どうして柔らかい口調になったのかは気になる所ではあるが、今は前よりも美しくなった彼によって思考回路が鈍ってしまったのか何を考えても直ぐに忘れそうになる。
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muu(プロフ) - けさん» コメント気づかず、そして返信も遅れてしまい申し訳ありません。短編集公開の決め手はあなた様のコメントでした。嬉しいお言葉ありがとうございます。私の作品を探してくださってありがとうございます。け様こそこれから幸せでいてくださると私が嬉しいです。 (2023年4月2日 10時) (
レス) @page45 id: d72e1585a0 (このIDを非表示/違反報告)
け - どんな回答であっても飲み込むつもりでいます。どうか御返事をお願い致します。そして、貴方のこれからに良き風が吹く事を願っております。 (2022年7月28日 23時) (レス) @page1 id: 7bc13d5481 (このIDを非表示/違反報告)
け - そこから、「この作者の作品を全表示」から飛んでやっとの思いで短編集に辿り着く事が出来ました。ですが、パスワードが掛かっており、拝見出来る状態ではありませんでした。そこで冒頭でも言いました様に、パスワードを誠に恐縮ながら教えては頂けないでしょうか。 (2022年7月28日 23時) (レス) @page1 id: 7bc13d5481 (このIDを非表示/違反報告)
け - 見終わっても何回も読み返す程でした。その時丁度スマホの機種を変えてしまって(引き継ぐのを忘れてしまって)主さんの作品と約一年程離れてしまいました。そして、何度か検索を繰り返しているうちにやっと主さんの短編集の関連作品と出会えました。 (2022年7月28日 23時) (レス) @page1 id: 7bc13d5481 (このIDを非表示/違反報告)
け - 夜分遅くにすみません。お手数掛けますが、主さんの作品の一つである「大大大大大大大大大大大好き」という呪i術i廻i戦の短編集について、一つお伺いしても宜しいでしょうか。私は以前、(といっても大分前)にその作品が題名の通り大好きで、文字数↓ (2022年7月28日 23時) (レス) @page1 id: 7bc13d5481 (このIDを非表示/違反報告)
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