BKW！！《短編集》 (ページ10)

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休日あきらかにあきらページ10

「ねぇ、明日暇？」

私は、歳上の彼氏あきらに明日暇か聞いた。

あ「んー、午後暇やけど…、どうしたん？」

「なんか、あきらと過ごす時間あんまないから一緒にいたいなぁって思ったの」

あ「今一緒にいるやん笑」

あきらは、何もわかってない！

私は、一緒に居れなくて寂しいの！！！

「明日の午後一緒にお出かけ行こ？うち、下北いきたいねん！」

興奮気味に言った。

「しーゃないなぁ…、一緒に行こか！！」

仕方ないと、思った顔をしている。

少し時間が経ってから何か思い付いた顔をしてこちらを向いた。

「あ、ついでにKEYTALKのたけ呼んでいい？」

「別に構わないけど…」

あきら…、やっぱり…一緒にお出かけ行きたくないよ…

なんでたけ誘うの…？

たけと同性結婚しちゃえば…？

私は、あきらにバレないように家から出た。

家の近くにある公園のベンチに座りため息をついた。

武「どうしたの？ため息ついて…」

「あの、あきらと一緒にお出かけするんですが、それでたけ誘って言ってて…」

武「え！？なんで？2人でデートしたいんでしょ？（人1）は？」

「はい、そんな感じです」

武「あきら…（人1）の気持ちわかってやれよ…」

と、言い残してどこかへ行ってしまった。

しばらくしてから家へ戻った。

ドアを開けると、

あ「ごめん」

と、いい抱きついてきた。

「ようやっとわかったんだ…。遅すぎる！！」

あ「ごめん！許して！」

私から離れて目をキラキラさせている。

「なにそれ笑女子みたい笑」

私は、初めて彼に自分からキスをしたのでした。