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「俺らの写真も撮って送ってあげよーよ!」
「ええ、別にいいですよ」
「いいからいいから」
及川さんはそう言って俺のスマホを奪って、全員が入るように内カメで自撮りをした。
及川さんだけ舌をペロッと出しながらウィンクしている。
そして勝手に送られていた。さいあくだ
A徹くん笑 ナイス、ありがとうって言っといて。あきらくん今日もカッコイイよჱ̒ ー̀֊ー́ )
Aさんからはすぐに返信がきた。
「俺いい仕事したね!!絶対送って欲しいと思ったもん!!」
「そういうものなんですかね」
「国見ちゃんも写真送られるの嬉しかったでしょ?こーゆーのは共有できるだけしていかなきゃ!」
さすがと言うべきか、女性経験が多いからか慣れているな及川さんは。
それはいいが、ドヤ顔が腹立つ。
「さすが及川!女たらし!」
「ハンガー徹!」
松川さんと花巻さんが及川さんを茶化す。
悪口じゃん!!!と叫ぶ及川さん。
「…なんでお前…俺に彼女の話してこないんだよ…」
「え、まだ落ち込んでたの?そこで?」
金田一はまだしょんぼりとしてる。
「そんなに話すもんでもないだろ」
「いやでも惚気とかさ、ないの。聞きたいじゃん」
惚気…惚気か
ふと思い出すのは付き合った日のキスとか、デートのあーんとか…
「おいにやけんなよ!!!」
「…にやけてないし」
「ラブラブだねぇ国見ちゃんは!」
…ほらすぐ、こういう茶化しになるから嫌なんだよな
多分俺は露骨に嫌な顔してると思う
「あんまりいじるの可哀想ですよ、及川さん!」
「え、俺だけ?」
吉田が及川さんに注意をして、話題も変わっていった。
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紫月とと - もう一話見た瞬間にグサッと心に突き刺さりました…💘😭 国見ちゃんの大人っぽさがより際立ってて雰囲気だいすきです!!! 歳の差恋愛系って中々ないので更新楽しみにしてます💭🫶🏻 (2月4日 7時) (レス) @page13 id: 50a88ed8c5 (このIDを非表示/違反報告)
れい - 好きです!(唐突の告白) 主人公が社会人…余り無いジャンルで面白いです!歳の差、って奴ですよね!そう言うのって時々切ないけどとても好きです! (1月3日 15時) (レス) @page8 id: e1c5f3df3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢月 | 作成日時:2023年12月20日 13時