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中学3年生、受験生の12月25日は、正直何も無い日。部活も引退済みだし、やることと言ったら勉強のみ。
受験勉強の休憩がてら、近くのコンビニに寄ってココアと塩キャラメルを買った。
寒すぎる…早く家に帰ろう。
ブルブルと反射的に震える体を抑えながら袋を持ち歩道を歩く。
｢もう！！いやだぁぁあああああ！｣
今の時間、22時頃だろうか。
突然車道に人が現れ、膝をついていた。
……え？なんだあれ、酔っ払い？
住宅街が近いためそこまで広い道路ではないが、なんせ道路のど真ん中で四つん這いになって叫んでいる女性がいるのだ。え怖い
幸い近くの信号は赤になっているし、時間も時間なので車はいない。ただかなり危ないだろう。
あまりにも変な人過ぎるが、他人の命の危機を見捨てられるほど人の心を失ってはいない。
｢…あの、大丈夫ですか？｣
左右を確認して叫んでいる女性の近くに寄った。
｢うっ、うぅ…｣
｢と、とりあえず歩道行きませんか｣
赤信号には車が来て信号が青に変わるのを待っていた。急がないとまずいなぁ。
そう思って申し訳ないと思いながらも腕を掴んで引っ張った。
｢ほっといてよぉぉおぉ……｣
歩道に連れてくるのには成功したが、ぺたりと座り込んで泣いている女性。面倒事でしかない。
｢いや…あのままだと危なかったんで。運転手が1番可哀想です｣
｢……そうね……ほんとそうね…ありがとう……｣
理解してくれたようだったので、じゃあ気をつけてと言って家に向かおうとすると、今度は俺が腕を掴まれた。
｢えっあの…｣
｢おねがい……話聞いてぇ、つきあってぇ、今1人にしないで｣
ほっといてと言ったり1人にしないでと言ったり、忙しい人だなと思い、まぁ少しならと言い近くの小さい公園のベンチに座った。
｢今日1人ってことは君は彼女は居ないのよね…ふふ、同じね私と…｣
｢…？あ、今日クリスマスか…｣
おおかたこの人は今日振られたのだろうか
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紫月とと - もう一話見た瞬間にグサッと心に突き刺さりました…💘😭 国見ちゃんの大人っぽさがより際立ってて雰囲気だいすきです！！！ 歳の差恋愛系って中々ないので更新楽しみにしてます💭🫶🏻 (2月4日 7時) (
レス) @page13 id: 50a88ed8c5 (このIDを非表示/違反報告)
れい - 好きです！(唐突の告白) 主人公が社会人…余り無いジャンルで面白いです！歳の差、って奴ですよね！そう言うのって時々切ないけどとても好きです！ (1月3日 15時) (レス) @page8 id: e1c5f3df3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢月 | 作成日時：2023年12月20日 13時
