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年も開け、今年から俺は高校生になる。
試験も終わり、無事に青葉城西合格だった。
「国見もバレー部入るだろ?」
「ん、他にやるの無いしね」
この時期俺たち3年は自由登校のため、いつも通り金田一とファミレスで暇を潰していた。
「及川さんたち元気にしてるかな」
「あ、そういえば及川さんか」
ズズ、とドリンクバーの飲み物をストローで飲みながらだらだらと金田一と意味の無い会話をする。
「高校行ったら彼女とかできっかな」
「……無理じゃね?」
「ひどくね」
金田一の高校生活に夢見る発言に対し、金田一が彼女…と考えたが全く想像がつかなかった。
ブルブルとテーブルの上で震えた携帯を手に取り、画面を見ると【笹野A】という文字
あれからたまに連絡を取りご飯に行く日を決めようとしているが、あちらがかなり忙しいらしくなかなか予定が合わない。
開いてみると【急なのですが明日の15時から開きました。よければどうですか?】
急で申し訳ありません。と追って来たが、明日も変わらず何も無い俺は二つ返事で了承した。
「どうしたんだよ?」
俺はどうやら嬉しそうな顔をしていたからか、金田一に変なものを見たような目で見られる。
「いや、明日女の人とご飯行くことになった」
「はぁ!?!?デートじゃん」
「いや…デートではないけど……」
彼女できるかな、の話題から移ったせいか、デートを否定するも俺も少しそう考えてしまう。
思春期あるあるだろうこれは。俺だけじゃない
年上のお姉さんと出かけるのはわくわくするものだ
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紫月とと - もう一話見た瞬間にグサッと心に突き刺さりました…💘😭 国見ちゃんの大人っぽさがより際立ってて雰囲気だいすきです!!! 歳の差恋愛系って中々ないので更新楽しみにしてます💭🫶🏻 (2月4日 7時) (レス) @page13 id: 50a88ed8c5 (このIDを非表示/違反報告)
れい - 好きです!(唐突の告白) 主人公が社会人…余り無いジャンルで面白いです!歳の差、って奴ですよね!そう言うのって時々切ないけどとても好きです! (1月3日 15時) (レス) @page8 id: e1c5f3df3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢月 | 作成日時:2023年12月20日 13時