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Aさんと付き合えて数日

付き合った次の日は月曜日で、部活もない学校がいつもならめんどくさいし憂鬱なのに、やる気が出ていて

今日も謎のやる気を持ちながら学校に来た




「なんか最近、お前機嫌よくね?」

「そう?」


昼休み、いつも通り部活のみんなで昼食をとってる
金田一は弁当を頬張りながら俺に言ってきた


「あ、わかる、国見ちゃん今週朝練来るのはやいよね」


いつもギリギリなのに、と付け足す及川さん
そうだっただろうか
俺はいつも真面目なつもりだけど、と思うが



「もしかして…彼女でもできた〜???」



「いやまあ、はい」




及川さんが茶化すように言ってきたので
隠す必要も特にないなと思い、正直に答えた


するとしばらく沈黙が続く
みんな目を見開いて驚いていた


俺に彼女できるの、そんなに意外だろうか



「え!?何年!?何組!?俺なんも聞いてねえけど!!」


「言う必要もないだろ」


「国見、女嫌いかと思ってた」


「うるさい女子は苦手ですけど、別にそんなことないです」


「彼女できてわかりやすくなるなんて国見ちゃんかっわいいとこあるんだねえ!?」


「……」




ポンポンと質問責めされて、俺の彼女の話で持ち切りだった

そこに、ピコンと電子音が響く


スマホを見るとAさん という通知が来ていた


「なになに彼女?」


ニヤニヤしながら覗き込んでくる及川さんに続けて、金田一や花巻さんも覗き込んでくる。
岩泉さんだけが救いだとも思ったが、岩泉さんも興味があるようで覗き込むまではないが近づいてきた。




「見ないでください」



そう言って隠すようにスマホを開くと



【その日程ならいけそう!試合日全日フリーにしとくね!】


と、インハイ予選の日程を教えた返事が来ていた

つい、嬉しい笑みが出てしまう。試合、がんばろ




「えっ、彼女他校?試合見に来んの!?」


隠したつもりが金田一に見えたようで、また及川さんたちはスマホを見てくる


「国見敬語じゃん!年上か!」

「インハイ予選か〜!このままいけば国見ちゃん余裕でレギュラーメンバーだもんね!カッコイイとこ見せないとね」



「…あたりまえです」



まだ、大人になれてない俺だけど
Aさんにカッコイイとこ、せっかくなら見せたい




その後もAさんについての質問攻めが続いて、最終的には最近及川さんが振られた話に切り替わりチャイムが鳴って解散した。

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紫月とと - もう一話見た瞬間にグサッと心に突き刺さりました…💘😭 国見ちゃんの大人っぽさがより際立ってて雰囲気だいすきです!!! 歳の差恋愛系って中々ないので更新楽しみにしてます💭🫶🏻 (2月4日 7時) (レス) @page13 id: 50a88ed8c5 (このIDを非表示/違反報告)
れい - 好きです!(唐突の告白) 主人公が社会人…余り無いジャンルで面白いです!歳の差、って奴ですよね!そう言うのって時々切ないけどとても好きです! (1月3日 15時) (レス) @page8 id: e1c5f3df3f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夢月 | 作成日時:2023年12月20日 13時

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