#17：ウワサバナシ ページ20
・
『そんで今に至る…的な感じです』
天童「なんか内容凄く濃かったわ…」
『高校行ったら一目惚れの相手居るし…』
『初めて自分の事を本当に好きになってくれる人が居て…』
『嬉しかったんです。工くんに会って。でももう工くんは…私の事好きじゃないですよね…』
天童さんは少し考える素振りを見せて
天童「あとは俺にまかせなさいッ！」
『天童さん…！初めて頼りになると思いました…！』
天童「チョットォ！？今のでやる気なくしたんだけどォ！？」
天童さんが家まで送ってくれた
『本当にありがとうございました』
天童「困ったらまた言ってチョーダイッ！」
ﾊﾞﾀﾝ
靴を脱いで自分の部屋へ向かう
いつもと変わらない部屋、だけど何か物足りない感じがして
いつもなら工くんからきているメールも無いし
工くんと手を繋いだ感じも残ってない
いつもなら手を繋いで帰って
くだらない話で笑って
家まで必ず送ってくれて
別れる時に「また明日」って微笑むのに
今日は何も、全部無い
『………っ』
こんなに泣いて、面倒くさいかな
でも止まらない。どんどん溢れてくる
いつも横にいる工くんが居なくて
寂しい、辛い。
『私…どこで、間違った、のかな…つ』
私は突っ伏したまま泣いていた
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
翌日
ｷｨ ﾊﾞﾀﾝ
扉を開けると工くんがいて
「おはよう！」
って言う
朝はいつもそれで始まる
でも、今日の朝は
ｷｨ ﾊﾞﾀﾝ
誰も居なくて何も聞こえない
扉を閉めて学校に向かう
「それで昨日さ＿＿＿」
あぁ、そのテレビ面白かったよね
「今度一緒に＿＿＿」
私、デパート行きたいな
なんて一人で考えてしまう。私って変人なのかも
学校についたらもう皆知っていて噂だらけだ
私達は校内一有名なカップル…だった
「五色君と中野さん、別れたんだってー」
「中野さんが浮気したんでしょ？」
「五色君別れたんなら今フリーじゃん！」
「え〜私告っちゃおうかな〜」
もちろん工くんの事が好きな子もいるわけで
聞きたくないけど耳に入っちゃうんだよね
廊下を歩いていると
工くんが向こう側から歩いてきた
工くんはふいっと顔をそらした
ｷｰﾝｺｰﾝ
……時間だ。今日は授業に集中出来なさそうだなぁ…
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あまね(プロフ) - 結婚ダァァァァ (2月18日 12時) (
レス) @page27 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
さくらモモチ - すごくキュンキュンしました！ (2023年2月5日 1時) (レス) @page27 id: b7cbf1a292 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - すっっごく泣きました！五色君大好きで、めっちゃいい作品でした！ (2020年7月23日 12時) (レス) id: 9a10e825d5 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり(プロフ) - めちゃ泣いた。物語の夢主の感情にのめり込めて、とても素敵な物語でした！ (2020年4月20日 3時) (レス) id: 1d4edd298f (このIDを非表示/違反報告)
よーぐる(プロフ) - ユキさん» ありがとうございます！閲覧感謝です！ (2017年5月13日 22時) (レス) id: 0315d3255e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よーぐる | 作成日時：2017年3月27日 13時
