黄緑担当です。4

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「んじゃ、はい、俺から

莉犬みたいに手紙とかないけど…」


さとみくんに渡されたプレゼント。

中身を見るとタオルだ。

しかも水に濡らすと冷たいやつと
ふわふわしているタオルの２つ。

「これからもっと暑くなるからな」
と言ってさとみくんは笑う。

「ありがとう！」と
元気よくお礼を言った。


「めっちゃ使うわ」


「そりゃどーも」



すると、次の番に回った
るぅとくんは「どうぞ」と言って

俺にプレゼントを渡す。

どういうのだろうとワクワクしながら
中身を見てみる。

すると、良い匂いの入浴剤。
女子力高いなるぅとくん。

残りの２つぐらい薬局で見たことあるやつ。

一瞬お茶っ葉かと思った。

「ありがとう」と言いながら
るぅとくんを待つ。

るぅとくんは察したのか
少し頬を赤く染めながら

「笑わないでくださいね！」と
俺に言った。


「……きみくんへ


誕生日おめでとうございます。


…実は、僕はこっそり
きみくんに憧れを抱いています。


前向きな性格、優しい性格

…そしていざというとき
頼りになることです


皆が焦ったり困ってるときは
冷静に僕たちに指示を出してる姿は

本当にカッコいいです。


何時も悪戯ばっかだけど、
ちゃんと憧れてるし、

きみくんのことが大好きです


………っ、るぅとより」


最後の言葉で恥ずかしくなった
るぅとくんはプルプルしている。

「また家帰って読んでください」と
俺に渡するぅとくん。

俺は頷いて「ありがとう」と返した。


「実はねー、俺とるぅとくんで
きみくんに手紙を書いたんだよー」


「仲良しだなー。ありがとう。
マジで涙出そうになったわ」


るぅとくんと莉犬くんからの
サプライズとして用意された手紙。

家帰ったらまた大事に読もう。




「はい、これ僕から」


包装されたプレゼントを
俺に押し付けるころんくん。

素直じゃないなーと思いながら
「ありがとう」と言って

プレゼントを貰う。

プレゼントの中身を開けてみると
マグカップだった。

黄緑色という俺のイメージカラー。

見た目もシンプルで凄く良い。

なーくんから前に貰った湯のみと
使い分けよう。



「莉犬くんとるぅとくんみたいに
手紙とかは無いけど…

何時もありがとう…頼りになるよ」


「……っ、ありがとー」


照れ臭そうに頬を掻きながら
言うころんくんに

涙が出そうなのを抑えて
お礼を言った。

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