黄緑担当です。4

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皆も俺も席に着いて
「いただきます」と手を合わせて、

俺の大好物な肉じゃがを取る。

食べるとじゃがいもやにんじんが
柔らかくて食べやすいし、

何より味が染みてて美味い。

家の肉じゃがも美味しいけど、
こっちの肉じゃがもめちゃくちゃ美味い。


「美味い？」


さとみくんが俺にそう聞いてくる。

隣のるぅとくんを見ると、
少し不安そうな顔をしていた。

「めちゃくちゃ美味いわ」と
俺は白滝を食べてそう言った。

俺の言葉でさとみくんとるぅとくんは
ハイタッチを交わしていた。

仲良しだな。


そして、もう１つ、
俺の大好物なカボチャの煮物を食べる。

こっちも味が染みて身も皮も美味しい。
カボチャって何で美味しいのだろうか。

「煮物も美味い」と二人に言うと
二人ははにかみながら

「良かった」と呟いていた。





食事も終わって「ご馳走さま」と
手を合わせてそう言う。

すると、なーくんが

「それじゃ…プレゼントタイムと行こうか
ケーキはそのあと」

と言うとジェルくんところんくん
以外の皆は「はーい」と言って、

ころんくんとジェルくんは
渋々「はーい…」と返事をした。


「それじゃ…まずは俺から！
はい！きみくん！」


「ありがとー、莉犬くん」


綺麗に包まれているラッピングを
丁寧に剥がす。

プレゼントの中身はアイマスク。

これ、薬局でよく見るやつだ。

買ったこと無かったけど
まさかここで貰える日が来るとは。

「今日夜付けるわ早速」と言うと、
莉犬くんは「ちょっと待って！」と

俺に静止をかける。

莉犬くんの手元には手紙…？

すると、莉犬くんは立ち上がり、
俺に視線を向けて手紙を読む。


「きみくんへ


きみくん、誕生日おめでとう。


きみくんには何時もその前向きな
性格と時に頼れる兄貴なところが


俺にとっての憧れです。


後ろ向きな考えの俺とは真逆で
きみくんはとても前向きな考え。


俺はいつしか憧れを
抱くようになりました


「何もしてないのに出来ないって
決め付けたら何も始まらないよ」


きみくんが俺に言った言葉
この言葉が印象に残ってます


25歳になってきみくんにとって
良い1年になりますように！


何時もありがとう！


莉犬より」


手紙を折って、封筒に入れて
「はい！」と俺に渡す莉犬くん。

少し泣きそうになっている莉犬くん。

俺は堪えながら莉犬くんの頭を撫でて
「ありがとう」と言った。

まさか手紙を書いてくるとは
思わなかった。

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