黄緑担当です。4

○With sutopuri and toi ページ29

*

・会話文多めです

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「会長、大変です…」


気まずそうに言ってる莉犬に
るぅとは不思議そうに

「どうした莉犬」と聞く。


「全国の人気学校ランキングで

我が校私立すとぷり学園がなんと」


莉犬がそう言うと
「なんと…？」と聞くるぅと。

少し溜めながらも申し訳なさそうに
「最下位でした！」と言った。

そして直ぐ様

「ふざけんなああああ」と
るぅとの叫び声が生徒会室内に響く。

「すいません！」と泣きそうな声で
るぅとに謝る莉犬。

「なぜだ？！こんなにも可愛くて
素晴らしい生徒会長がいながら

なぜ最下位なんだ？！」

とるぅとは驚愕していると共に
絶望をしていた。


「いや会長も原因の一つだと…」


「なんかいったか猿？」


ころんの言葉にるぅとはころんに
近付いてガチトーンで呟く。

ころんは身体が震えて
「いえなにもないです！」と答えた。


「教師陣でもこのままじゃ
入学生が減り

廃校もありうると
話しているようです」


「ふざけんなああああ」


「すいません！」


莉犬の衝撃的な言葉に
「廃校だと？！」と驚愕するるぅと。

「僕はこの学校を愛している、
そんなことは絶対にさせない！」と

宣言したるぅと。

そんなるぅとの言葉に莉犬は

「ですがどうしたらよいでしょうか？」と
不安そうに聞いてくる。

るぅとは

「ころん！何かいい案はあるか？！」と
ころんに話を振った。


「入学したらバナナあげるとか？」


「ふざけんなああああ」


「すいません！」


そんな二人のやり取りに莉犬は

「会長！今度文化祭がありますよね！
そこでみんなに最高に楽しんでもらい

わが校の良さをアピールするのは
どうでしょう？！」

とるぅとに自分の考えた提案を
丁寧に説明をした。

しかし、るぅとは黒くなって
「ふざけんなああああ」と言っていた。

莉犬は泣きそうになりながらも
「すいません！！」と謝っていた。


「いや、文化祭を利用するのか…

いいな！」


考えが変わったるぅとに
莉犬は「え、」と呟く。

するとるぅとは
「作戦会議だ！いくぞ！」と

生徒会室を走って出て行ってしまった。

莉犬は黙りながらるぅとに
走って着いていった。

ころんはバナナを一本食べて
二人より少し出遅れて、

生徒会室を走って出て行った。

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