◎ ページ19
*
翌日、中々部屋から出てこない
さとみくんを起こしに行こうと
部屋まで歩いていく。
さとみくんの部屋まで着いて
「さとみくんー、入っていい？」と
聞いて俺はドアを開けた。
部屋の中から最初に見たのは
毛布にくるまって
微かに泣いている様子の
さとみくんがいた。
「さとみくん？」
俺がそう呼ぶも返事がない。
……これは何か悩み事？
でも泣くほど？
泣くほど悩んでるってことかな
「…何があったか話してくれない？」
まさか、また…と考えたくなかった。
さとみくんは鼻を啜りながら
ボソボソと話してくれる。
幸い俺にも聞こえるぐらいだった。
「……おれ、ずっと前に
アンチに悪口言われてるのに悩んでて…
今まで無視してたんだけど…
夢にまで悪口言われる夢見て
気付いてたら泣いてた」
「悪口か……」
俺も悪口はよく言われる。
あまり気にしてはいないように
してたけど、やっぱり悩んでしまうのは
本当にある。
このままで良いのか。
アンチに言われないように
変わった方が良いのか
悩んでた時期があった。
さとみくんが落ち込んでいるのを
見るのって何だか最初の頃みたい。
……今は昔の事を掘り返さないでおこう。
「俺もそんなことあるよ
悩めば悩むほどマイナスになっちゃって
自分に自信が持てなくなるのって
本当にあるからさ。
さとみくんの気持ちがよく分かるよ
でも、アンチの方だけじゃなくてさ
ファンの方を見てみたら良いと思う
さとみくんのファンってさ、
さとみくんの悪口とか
言う子達じゃないでしょ？
寧ろさとみくんにとって
凄く嬉しい言葉が沢山あるんだよ
ファンもその言葉を見ると
自然と顔が緩むもんなんだよ
アンチからの悪口よりも
ファンからの暖かい言葉
を見てみたらどうかな？」
「………」
長々と語った割には自分でも
よく分からない事言ったかもしれない…。
そう不安が募る中、
さとみくんの方を見てみる。
さとみくんは毛布から出て
ベッドから出る。
すると、「ありがと」と言って
俺の頭をポンッと叩いて
部屋を後にした。
俺の言葉に救われたら嬉しいな。
そう思いながら、俺も部屋を後にした。
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月(プロフ) - びたーさん» HA★HA★HA★ お互い年をとったってことかなぁ(いやまじで誰目線) (2020年8月12日 21時) (
レス) id: 91209592d1 (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - 月さん» 何か自分も早すぎるなって思っているんだよ…本当に時ってなんでこんなに早いのだろうか…感覚がもう高齢者になっていく… (2020年8月12日 21時) (レス) id: a66b6b444c (このIDを非表示/違反報告)
月(プロフ) - おお。。。もう５になるのか。。。時がすぎるのははやいですね。（いや誰） (2020年8月12日 20時) (レス) id: 91209592d1 (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - KOKESI(こけしくん)さん» あ、嫌いなのねw嵌めた記憶が…って思ったけどオリジナル曲の事だと納得！うんうん！気を付けておくれ！(多分って言っちゃった！？) (2020年8月12日 15時) (レス) id: a66b6b444c (このIDを非表示/違反報告)
KOKESI(こけしくん)(プロフ) - びたーさん» まぁ優しいけど、僕っ娘のこけしは嫌いなんだって！w狙ってたのか！？まんまと嵌まられたな……腫れないように気を付ける！(多分無理) (2020年8月12日 1時) (レス) id: 33ecba25f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びた一 x他1人 | 作成日時：2020年8月3日 23時
