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◎アンチ ページ16

*

・きみくんではなく、
すとぷりメンバーのアンチが出てきます

−−−−−−−−−−−−




シェアハウス1日目から
3日が経ってだんだん慣れてきたな。

きんちゃんとぎんちゃんに
会えないのは寂しいけど。

そう思いながらリビングへ行く。

すると、ソファーで莉犬くんが座っていた。
スマホを眺めている。

「莉犬くん、おはよー」と
声を掛けても反応が無い。

肩を叩いて「おーい」と言うと
ビックリしたのか

「ぎゃあっ!?」と
少し大きい声を出す莉犬くん。


「驚かせるつもり無かったんだけど…
何かごめん」


「いやいやいや!!
気付かなかった俺が悪かったから!」


手をブンブンしながら
慌てて言う莉犬くんに少し違和感。

何か何時もの莉犬くんじゃ
無いような気がする。

元気もなんだか無い気がする。


「……莉犬くん、どうかした?」


「……っ、何でもない」


そう言いながら
俺から視線をそらす莉犬くん。


「俺には話せない?」


自分でも分かるくらいのか細い声。

莉犬くんはスマホを握って
震えながらも喋ろうと口を開く。


「……っ。俺…っ、さっきスマホでっ…
エゴサしてたんだけど、っ

アンチ増えてきて…
目を逸らそうとしても

やっぱり、気になっちゃって…っ」


涙を流しながら震えた声で言う莉犬くん。

「気付けなくてごめんね…」と言って
莉犬くんの背中を優しく擦る。

莉犬くんの気持ちが凄く分かる。
俺だってそんなことあったから。


「莉犬くんが頑張ってるの俺知ってるよ
何年もずっと見てきたから

でも、言われたままウジウジしてたらさ
何も始まんないと思うんだ

その批判する人に見返せるように
前を向けば良いと思うよ

勿論、ゆっくりで良いからさ

急がなくてもゆっくり前を向けば
それで良いと思うよ」


「………っ!」


柄の無いことを言う俺。

でも、これは全部本当の気持ち。

莉犬くんはボロボロと泣きながら
小さく頷いている。

「ありがと…っ」としゃくりを上げて
お礼を言う莉犬くんに

俺は「うん」と返事をして
莉犬くんの頭を優しく撫でた。

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(プロフ) - びたーさん» HA★HA★HA★ お互い年をとったってことかなぁ(いやまじで誰目線) (2020年8月12日 21時) (レス) id: 91209592d1 (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - 月さん» 何か自分も早すぎるなって思っているんだよ…本当に時ってなんでこんなに早いのだろうか…感覚がもう高齢者になっていく… (2020年8月12日 21時) (レス) id: a66b6b444c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - おお。。。もう5になるのか。。。時がすぎるのははやいですね。(いや誰) (2020年8月12日 20時) (レス) id: 91209592d1 (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - KOKESI(こけしくん)さん» あ、嫌いなのねw嵌めた記憶が…って思ったけどオリジナル曲の事だと納得!うんうん!気を付けておくれ!(多分って言っちゃった!?) (2020年8月12日 15時) (レス) id: a66b6b444c (このIDを非表示/違反報告)
KOKESI(こけしくん)(プロフ) - びたーさん» まぁ優しいけど、僕っ娘のこけしは嫌いなんだって!w狙ってたのか!?まんまと嵌まられたな……腫れないように気を付ける!(多分無理) (2020年8月12日 1時) (レス) id: 33ecba25f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:びた一 x他1人 | 作成日時:2020年8月3日 23時

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