黄緑担当です。10

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「僕の家でやるからさ、おいでよ
多分食べきれないと思うし」


袋をもう一度持ちながら言うまふまふさん。

ヒマって言っちゃったけど、
最近の俺って優遇され過ぎじゃね？

あのまふまふさんのお宅にお邪魔するって
しかもまさかの2回目。

いつ刺されても可笑しくない。


だけど、天月さんって初めて会うし、
この間の事件のことで悪い印象とか

持たれてたりする……かな？


「ぃ、……いきます
お菓子も丁度買ったので…ぱりんこですけど」


「甘い物食べると
しょっぱい物食べたくなるよね！

でも、きみくん用じゃないの？大丈夫？」


優しさの塊ですかね？流石、天使。

不安そうに聞いてくるまふまふさんに
「大丈夫っすよ」と笑いながら言う。


「そ、そう…？ありがとね、きみくん」


「いえいえいえいえ！！！」


少しよそよそしくなってしまったが、
とりあえず、まふまふさんのお宅へ向かう。

シンプルにヤバイよね。

ほんとに刺されるよ、俺。


「まふまふさんって身長何cmです？」


「えーと、178cmだね、何で？」


「いえ、聞きたくなっただけですよ」


8cm差って結構あるよな。

健康診断で身長が170cmになって
大喜びしてた自分が恥ずかしくなってくる。

純粋に背が高いの羨ましい。


＿＿＿＿＿＿＿＿



「きみくんが僕ん家に来るのって
確か、2回目だったよね？」


「は、はい！おおお、お邪魔します」


「緊張しなくても良いからね
そして、ほい。消毒じゃ」


「あ、ありがとうございますぅ…」


今俺「お」を何回連呼した？

相変わらず玄関と廊下が綺麗。

俺の玄関を思い出すとすごい差。
てか、俺またしまむらの服なんだけど。

まさか、まふまふさんの家に招待されるなんて 思う訳が無いからな！

しかもプリン一緒に食べるとか凄いぞ、俺。


「……あの、まふまふさん…？
入らないんですか？」


「シーッ…！………よし。
天月くーん！帰ったよー！準備大丈夫ー？」


いきなり、ドアの前で叫ぶまふまふさんに、
帰ってきたことに気付いたのか、

「おかえりー！大丈夫ー！」と
天月さんの声が帰ってきた。

イケボ過ぎた。


「入るよ！？入っていいんだね！？」


「何時でも準備は出来ている！」


何このやりとり。可愛いかよ。

すとぷりメンバーにマウント取ってやろ。
こんな可愛いやり取りを間近で見た事を。

夜道には気を付けなくては…。

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