黄緑担当です。

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「今度ころんくんに言ったら
どんな反応するんだろうw」


「嫌いって言うよ」


「草」


真顔で草って言われてもなあ…。

会話が無くなり、
無言になる俺ときみくん。

するときみくんは何かを思い出し、
また俺に話し掛ける。


「配信もリレー放送しかやれてないしさー
引っ越したら配信やろうと
思っているんだよ」


「きみくんリレー放送以外で
最後配信やったの何時だっけ」


「えっと先月だっけな…」


「いや一回でも良いからしろよ」


呆れながら言うと、
「だって今月忙しいんだよ」
と溜め息を吐かれながら返される。

忙しいんだったら、
何で俺の家でダラダラしてるんだよ。

突っ込みたいことが多すぎる。


「最近るぅとくんがきみくんに
ギター教えてるって聞くよ」


「そうだねー。

るぅとくんの説明分かりやすいんだけど
最近厳しくなってきた

そして何度教えてもらっても

俺が忘れてるぅとくんが怒るのが
最早お約束みたいな物になってきてるし…」


苦笑いしながら俺たちの方へ来た
つーちゃんと戯れるきみくん。

きみくんも意外と苦労してるんだ。

……って苦労してるのはるぅとくんか…？


「家に帰ってからも
ギターやれば覚えれると思うんだけど…」


「俺あつ森やるのに忙しいから」


「そこは嘘でも仕事あるからって
言っとけよw」


俺が笑いながらそう言うと

「分かってないな莉犬くん。
俺は動画投稿のためにやってるんだよ」

とドヤ顔で返される。何故にドヤ顔。

そんな事言って、
最後に動画投稿したの何時だよ。

ただ単に編集が面倒臭いだけなんだろうな。


「……最近みんなさ。
どんどん成長していくんだよ…」


……きみくん？

きみくんの言っていることに
俺は首を傾げる。


「ジェルくんは遠井さん動画が
また面白くなって行くしさ…

さとみくんもころんくんも
面白い実況動画毎日投稿してたり…

るぅとくんも自分で
オリジナル曲とか作れたりさ…

莉犬くんも俺と違って怠けずに
動画投稿とかサブチャン開設したりさ…

なーくんも死ぬほど忙しいのに
俺と一緒に遊んでくれるし…

近くで見てるとみんな凄いなって
改めて思うんだよね」


急に何を言い出すのかと思えば、
くしゃっと笑いながら言うきみくん。

その笑顔は何処か寂しそうだった。

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