黄緑担当です。

○With sutopuri and toi ページ35

*

・【アニメ遠井さん】
２人のデートを全力で邪魔しようとする
６人がいるんだがWWWW 【すとぷり】

・会話文多めです
――――――


「ねーねー遠井さん」


「どうしたのきみくん」


「今日放課後何時もの所で良いよね！」


「ん？何々いきなり何
てか何時もの所ってなんだよ」


授業も終わり、帰ろうと鞄を持つ。

すると、
いきなりきみくんに話し掛けられたら、
突然変な事を言い出したきみくん。

…まあ、きみくん、クラスでは
変なやつとして扱われてるから
普通なことか。


「えー？いや遠井さんそれおもんないよ
俺が折角独り身の遠井さん誘ったのにー」


「何だコイツ

私と遊びたいならそう言いなさいよ
てか何で私？

ジェルとか誘ったらいいじゃない」


肝心のジェルが何処にも居ないんだけど。

先にななもりくんたちと帰ったのかな。


「えー？ジェルくん変態だから嫌だー」


「まあ気持ちは分かる」


「ねー？だからいこー？」


キラキラした目で訴えるきみくんに
私は溜め息を吐きながらも

渋々「分かったわよ…」
と了承した。


――――――


「んで何処行くの」


「俺夏祭り行って金魚みたい」


「今は何処も祭りやってねえよ」


相変わらずきみくんの考えが読めない…。

いや、ただ単に頭が悪いだけか。

そして何故だろう、
やけに前に視線を感じる。

吹き出しの前で紫とピンクとオレンジと
黄色と赤と青の目立った奴等が

頭で吹き出しを邪魔してるなんて
全然分からない。


「どしたの遠井さん」


「え？ちょっきみくん？
見えてないの？」


「この際吹き出しとかどうでも良いからさ
折角の放課後だから遊ぼうよ！

ジェルっていう男なんか忘れてさ！」


「え、あ、うんってちょちょ！！
引っ張んな引っ張んな！

が、画面がどえらいことになってるww」


ニコッと笑いかけながら
私の腕を引っ張るきみくん。

それプラスでオレンジ頭の髪の奴が

画面内で地震を起こしながら

「うわぁぁぁああああ！！！

くそきみいいいいいい！！！」って

言ってた事なんて全然知らない。

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