◎ ページ24
*
<すとぷりの爽やかな黄緑の水草
きみくんいっちゃってえええ!!>
<爽やかな黄緑の水草きみだよ!w>
コッと鳴らすとメンバーから
笑い声がするのが分かる。
よしよしよし。大丈夫、大丈夫。
<きみくん最初の方どうしたのw>
「もう俺お爺ちゃんになってるの
ボケてきているのかもしれない」
チャットの方を見ると
リスナーさんも盛り上がっている。
良かった。
――――――――――
<んで、るぅとが俺の頭叩いてきて
「は!?いった!」って言いながら
るぅとの方見たら惚けた顔しとって!>
<やってないよ!>
あの時か、
みんなで飲み会してるときに
急にるぅとくんがジェルくんの頭
叩いて、今度は俺も被害にあった話か。
マジで痛くてるぅとくんの顔見たら
何?みたいな顔されて
めちゃくちゃ戸惑ったわ。
スマホの通知に気付いて、
ふと見てみると、
さっきの奴から
またメッセージが届いていた。
<んで今度はきみの方行って
きみの頭ばこーんって>
<やってないって!>
ボーッとしながら
二人の掛け合いを聞いていく。
DMのメッセージが気になってしまい、
俺は少し震えた手で内容を確認する。
今日の放送静かだね
私のこと考えてくれてるのかな?
そうだったら嬉しいなー!
鳥肌が立ってしまう。
何でこんなに元気なの…?
こっちは気持ち悪さで
押し潰されそうなんだけど。
しかも放送聞いてるのかよ…。
<……きみくーん?>
「え?……あ!何?」
生放送の事を忘れていた…。
なーくんに呼ばれてハッとする。
動画には俺の慌てた声が
響いていた。
俺の声にメンバーは黙ってしまったり、
チャットを見てみると、
リスナーさんも戸惑っていた。
――――――――――
生放送は呆気なく終わっていた。
結局、あの事が気にかかっていて
上の空だったし、
メンバーの話も殆ど聞いてなかった。
…折角みんなと話し合って
決めたのに…最低だ……。
それに放送中もずっとDM送ってくるし、
トイレいこうとして
玄関の方をチラリと見たら
封筒が10枚以上入っていて、
途中気分悪くなったんだっけ…?
ベッドで天井を眺めていると
スマホの通知が来ていた。
……俺は無視して天井を眺め続けていた。
――――――――――
ななもり今からきみくん家向かうから
228人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
KOKESI(こけしくん)(プロフ) - びた一さん» (あ…なんかごめん…テヘペロw←キモ) (2020年7月15日 21時) (レス) id: 33ecba25f2 (このIDを非表示/違反報告)
びた一(プロフ) - KOKESI(こけしくん)さん» ありがとう!(´;ω;`)(←何か申し訳ないけどありがとう!) (2020年7月15日 21時) (レス) id: a66b6b444c (このIDを非表示/違反報告)
KOKESI(こけしくん)(プロフ) - びた一さん» そうだね…赤くん…だよね。(全然大丈夫だよ!逆にもっとしていいよ(() (2020年7月15日 17時) (レス) id: 33ecba25f2 (このIDを非表示/違反報告)
びた一(プロフ) - KOKESI(こけしくん)さん» ありがとう(*´ω`*)なるべく無理しない程度に頑張るね!(*^^*)続きってもしかして赤くん…かな?(←疎くてごめんね) (2020年7月15日 17時) (レス) id: a66b6b444c (このIDを非表示/違反報告)
びた一(プロフ) - 月さん» いえいえ!こちらこそ!ご感想ありがとうございます! (2020年7月15日 17時) (レス) id: a66b6b444c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:びた一 x他2人 | 作成日時:2020年7月10日 19時