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きみside


ころんくんを怒らせてしまった…。

一方的に悪いのは俺の方だ。
ころんくんは一ミリも悪くない…。


「きみくん、何があったか話せる?」


なーくんに肩を叩かれ、
事の顛末を説明した。


―――――――――


「えぇ…それはころちゃん怒るよ……」


莉犬くんの言葉が刺さる。

自分も本当に何やってんだろ……
って呆れてくる。


「…ほんとにね……。何やってんだろ…」


「限定のやつやったら怒るわなぁ…」


ピンクの箱を見るジェルくん。

お前本当に何してんだよという顔で
さとみくんは見ていて、

るぅとくんはずっと無言。

そして一番怖いのはニコニコしながら
俺を見ているなーくん。


「取り敢えず頬腫れてるから
湿布貼りに行こうか。

ころちゃん家に湿布あるかな」


「あ、ありがとう…」


そう言われ、なーくんに着いていく。
お互い無言だからか気まずい…。

そう思っているとなーくんに

「彼処に座ってくれる?」と

キッチンの近くにある椅子に指を差している。

言うことを聞いて座ると
なーくんはころちゃん家の冷蔵庫を漁る


「あった!あった!
ちょっと冷たいけど我慢してね」


そう言ってフィルムを剥がして
赤くなった俺の頬に貼る。

ヒヤッとした感触が俺を襲い、

つい「つめたっ!」と言ってしまった。


「……きみくん…。
ころちゃんに何か言うことあるよね?」


「…あ」


フィルムをグシャグシャにして
ゴミ箱に捨てながら言うなーくん。

俺は言葉を失ってしまう。

「…きみくん」と優しい声で言われ
自分でも分かるようなか細い声で

なーくんに言う。


「なーくん…俺───」


「…え!?やる気になったのは良いけど…大丈夫?」


「大丈夫!もし許してもらえなかったら…
その時考える!」


自信満々に言う俺になーくんは
少し吹き出すが

「頑張ってね」と言ってくれた。

―――――――――――

少し遅くなってしまったが、

息を整えてころんくん家の
インターホンを押す。

シーンと静かになってもう一回押してみる。

迷惑だと自分でも思いつつも
インターホンを連打してみる。

扉越しでも分かる少しバタバタした音。


「……何の用なの…きみくん」


少し怒ったような声で
ころんくんが出てきた。

○→←○With colon



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KOKESI(こけしくん)(プロフ) - びた一さん» (あ…なんかごめん…テヘペロw←キモ) (2020年7月15日 21時) (レス) id: 33ecba25f2 (このIDを非表示/違反報告)
びた一(プロフ) - KOKESI(こけしくん)さん» ありがとう!(´;ω;`)(←何か申し訳ないけどありがとう!) (2020年7月15日 21時) (レス) id: a66b6b444c (このIDを非表示/違反報告)
KOKESI(こけしくん)(プロフ) - びた一さん» そうだね…赤くん…だよね。(全然大丈夫だよ!逆にもっとしていいよ(() (2020年7月15日 17時) (レス) id: 33ecba25f2 (このIDを非表示/違反報告)
びた一(プロフ) - KOKESI(こけしくん)さん» ありがとう(*´ω`*)なるべく無理しない程度に頑張るね!(*^^*)続きってもしかして赤くん…かな?(←疎くてごめんね) (2020年7月15日 17時) (レス) id: a66b6b444c (このIDを非表示/違反報告)
びた一(プロフ) - 月さん» いえいえ!こちらこそ!ご感想ありがとうございます! (2020年7月15日 17時) (レス) id: a66b6b444c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:びた一 x他2人 | 作成日時:2020年7月10日 19時

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