流石、善悪の指針 ページ10
A side.
【前回までのあらすじ】
全てを思い出した
灰原はまだ生きている。
今は任務に行っている頃だろう。
いち早く助けなければいけないけど、俺にはもう呪力がない
こいつらに協力して貰おう
『お前、五条悟だな?俺と硝子連れて灰原のところに飛んでくれ』
悟「は?何俺に指図してんの?そもそもオマエ誰だよ」
…………う、うわーーーー…そういやコイツ高専時代こんな感じだったな……
面倒臭い。予想以上にめんどくさい。
傑に助けを求めようとそちらを見ると、やっぱり窶れて隈ができているし、見るからに顔色が悪い。
傑のことも長く放っておくわけにはいかないな…
『…時間が無いから単刀直入に言おうか。灰原が、死ぬんだ』
悟/傑「「…………は?」」
俺がそう言った途端、一気に空気が一変した。
2人は目を見開いて固まっている。
『悪いが本当に時間がないんだ。灰原たちは何処にいるか分かるか』
傑「……灰原たちの居場所なら、さっき本人と話したから大体の場所は分かってるよ」
『本当か?じゃ、五条悟。俺ら三人抱えて傑の言うところに連れてってくれ』
悟「あ"?そんなの信じられるかよ」
五条はまだ疑惑の目で俺を見ている。
まあ名乗ってもいないし怪しいのは分かるけどさ。
俺が何者かも詳しい事情も話している時間はない。
今だけでいいから、信じて欲しい
そう言おうと口を開こうとすると、傑が五条の肩にポンと手を置いた。
傑「悟、今は信じよう………本当の事だったら取り返しがつかなくなる」
悟「……!………チッ…わかったよ、飛べばいいんだろ?」
普段よりも低い声に、五条は不貞腐れたように口を尖らせた後「まあちょうど実験したいと思ってたし」とかなりヤバいことを言い出したのが小さく聞こえた。
傑……おまっ……よくこんな超温室育ちのイキリ野郎制御できるな………?
一瞬でいい子になったよ。善悪の指針すげー………
よほど信頼されているんだろう。
硝「あれ?これって私も行く感じ?」
『あぁ、灰原と七海の治療をしてやってくれ』
硝「りょーかーい」
硝子はそう言い吸っていた煙草を灰皿に押し付けた。
おい……面倒だなって顔に書いてあるの見えるぞ
そして、背中に硝子、左側に傑、俺は右側に抱えられて医務室を出た。
悟「………なぁ三人って、多くね??」
『………お前ならできるだろ』
悟「はぁ〜!?オマエなんなんだよマジで!!」
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こなた(プロフ) - 望さん» ハァア……ッ!!!!とても熱烈なコメントありがとうございます〜!書く時の励みになります……早くお話をお届けできるよう頑張りますね!! (2021年5月5日 10時) (レス) id: 8db0300427 (このIDを非表示/違反報告)
望(プロフ) - 夢主くんの夏油傑しか勝たんとまでは行かないけど……全部引っくるめてサマーオイルが好き!!!!アッ…ニセハオコトワリデス!!!! (2021年5月4日 10時) (レス) id: 64f1bce536 (このIDを非表示/違反報告)
望(プロフ) - あ…ヤバ…気付かないで何周かしてた…(汗)面白さは初見と変わらん…だと!? (2021年5月4日 10時) (レス) id: 64f1bce536 (このIDを非表示/違反報告)
望(プロフ) - 文章の流れとか!キャラ同士の会話とか!ストーリーの流れが大好きです!!!自分の好みにどストライクです!!!毎日見ていられます!!!本当にそれくらい好きです!!!!!!!!!! (2021年5月4日 6時) (レス) id: 64f1bce536 (このIDを非表示/違反報告)
こなた(プロフ) - 憑喪姫さん» あ設定のところこなたになってましたよね、すみません。名前は固定じゃないので安心してください。教えてくれてありがとうございました! (2021年3月24日 18時) (レス) id: 8db0300427 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こなた | 作成日時:2021年1月25日 7時