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蓮華 ページ4

夏油 side.




呪霊を祓って取り込むだけの任務に一区切りつき、自分の寮に戻ろうと廊下を歩いているところだった。

共同任務に行ったはずの七海と灰原が、誰か知らない男の人を抱えていた。




その人は、綺麗だった。ただひたすらに。


この穢れた醜い世界の中で、綺麗に咲いているたった一つの花……みたいな。

悟ほど顔が整っているわけではないし、名前も何も知らないのに。
初対面の相手にここまで惹かれるのは初めてだった。



七海は悟も登場したということでとても先輩に向けるようなものじゃない嫌そうな顔をしていたから、私が代わりに医務室に届けに行こう、と灰原からその男性を受け取った。





――――――




悟「ねぇ〜こいつまだ起きねぇの?」

硝「意識不明、多分無理だ。何かの衝撃で頭打ったか、何かあったんだろ」

悟「叩き起こすか」

傑「バカ悟、やめな」




寝ている相手に手をあげようとする悟を軽く叱る。

悟なら六眼で術式持ってるか分かるだろと半ば呆れ顔で言うと、悟は彼の顔を覗き込むようにして顔を近づけた。随分と近い、距離感を考えろ……





悟「あー…こいつ情報量多すぎるのか分からんけど、見ると頭痛くなんだよな………」

傑「そうか…無理はするなよ、悟」

悟「いや平気。多分生得術式は術式コピーの類だ。でも呪力量が少なすぎんだよな……
……まあ多分雑魚だよ。俺らの方が強いし」




悟は見たことで頭が痛くなったのか顔を顰めている。


術式コピー……術式を扱えるか扱えないかの問題だな。
でも悟が顔を顰めるほどの情報を持ってるって何者なんだ…謎が多い。

あー、悟が興味を持ってしまう……!
これは彼が起きた瞬間に喧嘩が始まりそうだ……


すると、う"っ………という小さな呻き声が彼の方から聞こえた。




『……、あ"ぁ…あたま……いてぇ………ッ』

硝「おっ、起きるんだ?」




ついに、閉じられていた瞳が開かれた。

そして、その瞳はしっかりと私の目を捉える。




『……………すぐる?』




綺麗な彼の瞳と、目が合った。





――――――
ちょっとからさらに内容変えました。
まあちょっとだけだけど、どこが変わったか分かるかな!?

六眼ってめんどくせーーー!!!

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設定タグ:呪術廻戦 , 男主 , 夏油傑
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こなた(プロフ) - 望さん» ハァア……ッ!!!!とても熱烈なコメントありがとうございます〜!書く時の励みになります……早くお話をお届けできるよう頑張りますね!! (2021年5月5日 10時) (レス) id: 8db0300427 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 夢主くんの夏油傑しか勝たんとまでは行かないけど……全部引っくるめてサマーオイルが好き!!!!アッ…ニセハオコトワリデス!!!! (2021年5月4日 10時) (レス) id: 64f1bce536 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あ…ヤバ…気付かないで何周かしてた…(汗)面白さは初見と変わらん…だと!? (2021年5月4日 10時) (レス) id: 64f1bce536 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 文章の流れとか!キャラ同士の会話とか!ストーリーの流れが大好きです!!!自分の好みにどストライクです!!!毎日見ていられます!!!本当にそれくらい好きです!!!!!!!!!! (2021年5月4日 6時) (レス) id: 64f1bce536 (このIDを非表示/違反報告)
こなた(プロフ) - 憑喪姫さん» あ設定のところこなたになってましたよね、すみません。名前は固定じゃないので安心してください。教えてくれてありがとうございました! (2021年3月24日 18時) (レス) id: 8db0300427 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こなた | 作成日時:2021年1月25日 7時

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