水泡少女とヒーロー (ページ4)

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水泡少女とヒーロー３ページ4

──５０m走──
りん(うわ、爆豪くんとか…)
爆豪(ジーー)
りん(ん？なんか視線を感じる…)
［イチニツイテ、ヨーイ、ﾄﾞﾝ！］
りんは足に水をため滑るように走った
ボンボン！！
隣からは、爆発音…
［4.13］
［5.23］
爆豪「はぁっ！」
りん「………」

──握力──
りん「フッ！」
［36kg］
耳郎、葉隠「おー！」
りん(あんまだな)

──立ち幅跳び──
りん「ホッ！」
［390m］
麗日、蛙吹「すごい！」

──反復横跳び──
りん、「ホッホッ！」
［58カイ］
芦戸八百万「さすが/ですわ！」

上体起こしと長座体前屈も淡々とこなしついにボール投げ…

「緑谷くんは、このままだとまずいぞ…。」
「ったりめーだ。無個性のザコだぞ！」
りん(えっ、無個性？)
相澤「緑谷もだが水宮お前もだ」
りん(チッ、バレてんのかよ)
葉隠「えっ？りんちゃんは個性使ってるよ？」
相澤「個性は使ってる、だが水宮、それ本気じゃないだろ」
女子たち「えっ、」
りん(はぁ〜)
相澤「まぁ、さっさとやれ」
とボールを私に渡した
りん「フゥーハァッ」
私はボールを泡の中に入れ水圧で飛ばした
［800m］
女子たち「お〜〜！！！」
爆豪「ハァ?!」
葉隠「りんちゃんすごーい！」
「お前すげーな、簡単に爆豪抜いたぞ！」
りん「いや、たまたまだよ」

爆豪「チッ」
相澤「次ー緑谷」
　緑谷くんは決意した表情をして、ボールを投げた。だが、普通の記録を出し、緑谷くんは驚いたような顔をしていた。

「な……今確かに使おうって……」
「個性を消した。」
「！！！」
「つくづくあの入試は…合理性に欠くよ。お前のような奴も入学出来てしまう。」
「消した…！！あのゴーグル…そうか……！抹消ヒーローイレイザー・ヘッド！！！」
「…………。」

しばらく小声で何かを呟いた後、緑谷くんはボールを振りかぶった。ボールが手から離れる直前に指先が光り、『705.3m』の記録を弾き出した。彼の右手を見ると、人差し指が腫れていた。

「「！！！」」
「まだ…動けます。」
「コイツ…！」
「……へぇ。」