CLUB

FLOOR4@K ページ4

女1『あー、あの人ねすごくかっこよくって声かけたんだけどダメだったよ。とゆうか連絡先聞く前に一緒にきてた人が来ちゃってさー』

K『そうなんだ。


今日は楽しかったよ！ありがと。じゃあね！』

女1『えっ！？ちょっと、、、』

なんだ、良かったぁ。
安心して笑みが零れる。

藤ヶ谷が眉間に皺よせながら玉と出口に向かっていった。
それを見たらもう俺のこの無意味な芝居は終わり女の子には一方的にじゃあねと告げる。


気になってた子取られたと思って怒ったかな？
嫌いになった？
また距離が遠くなるのか？

なぁ、藤ヶ谷。
好きだよ。どうしようもないくらい。

好きになってもらえないから、無関心になられるくらいなら


嫌われてもいいから
その瞳に俺をうつして。









あれから、頻繁に通う事になったクラブ。

初めはまた会えるかもしれないっていう淡い期待。
だから何度も藤ヶ谷はそこに来てて驚いたけど嬉しかったんだ。
ああ、仕事場以外でも会えるっていいな。


でもそんな甘い考えは、すぐに消える。


やっぱり藤ヶ谷は何処にいてもすごい存在感で魅力的。
妖艶でかっこいい。
何してても色気は溢れて漏れている。


そんな奴をみんな放っておく訳がない。


また今日も。
俺は藤ヶ谷に近づいた女の子をおとす。
なにしてんだろ、、、俺。

こんな回りくどい事したって気持ちが伝わるわけでも報われるわけでもないのに。

好きだと伝えて拒絶されるのがただ怖いだけ。
伝える勇気なんか、そもそも持ち合わせてない。
はぁぁ、なんか、、疲れた。



あ〜また可愛い女の子。
ありゃ、やべーな。まじで可愛いな。
結構フラフラ、だいぶ酔ってそ、、、

っ！！！！



その酔っ払いの女の子はいきなり藤ヶ谷の頬に両手を伸ばし背伸びをしてキス、、、をした。

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