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ジイド「貴君は何者だ。Aを連れて何処へ行くつもりだ。」

乃公がそう尋ねる。相手がAを抱いている限り、容易に近づくのは危険だ。サクノスケもそのことはわかっているようで乃公と同じ場所で止まっていた。

 ? 「では逆に尋ねるよ。僕は何者だと思うの?ミミックのアンドレ・ジイド。」

乃公の名前を知っている?

 織田 「Aを狙う不審者。」

・・・サクノスケ...。

 ? 「ははは、君は面白いな。僕が不審者だって?実に面白い冗談だね。」

彼はひとしきり笑った後、Aを抱えなおして言葉をつづけた。

 ? 「僕は目的のためにこの子を貰っていくよ。太宰治だっけ?そいつを殺せばポートマフィアは簡単に崩れる。そしてマフィアの代わりに僕たちがヨコハマの夜を支配するんだ。とっても面白い、いい計画だろう?独歩君には迷惑にならないよう行動するつもりだからヨコハマは怖いものがなくなって安心するだろうね。」

ダザイを殺す?ダザイを殺せば確かにマフィアにとっては大打撃だ。

 ジイド「ダザイを殺したら殺したで乃公は必ずや貴君に立ち向かう。」

 織田 「俺も、太宰の部下の芥川もだ。」

サクノスケの云うとおり、ダザイにはきっと気付かれていないだろうが、ダザイを陰ながら応援していたりする者が多数いるのだ。

 蘆花 「はは、やっぱりお前らは面白い。いいじゃない。僕の名前を特別に紹介してあげる。僕の名前は徳冨蘆花(とくとみろか)。僕を殺しに来るって云う挑戦状受け取るよ。では、また会おう。・・・逢えたらね。」

そういうとロカと名乗った者は窓から飛び降りた。と、思ったら身に着けている青色のマフラーをたなびかせ乍ら空に浮いていた。

 蘆花 「救えるものなら救ってみろよ。」

そう云いながらロカは去っていった。

 A 『兄ちゃん!』

最後にAが叫んだ助けを求める声は、ダザイに届いただろうか。

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「 」 - お判りいただけてうれしいです。そうなんです、ところどころに歌詞が入っていたり、歌詞に似た言葉が入っていたり...。暇があったなら探してみるのもいいかもしれません。 (2019年12月11日 15時) (レス) id: 43b82fbd6e (このIDを非表示/違反報告)
しり - 誰かの心臓になれたなら、ですよね!歌詞が入ってます! (2019年12月11日 1時) (レス) id: b21ae34836 (このIDを非表示/違反報告)
「 」 - まゆさん» コメントをいただき、ありがとうございます。時間があまり無いので、更新が遅いですが、出来る限り頑張っていきます。 (2019年10月7日 0時) (レス) id: d2a4aee116 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年9月27日 13時) (レス) id: b085d94187 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2019年8月14日 12時

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