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今更ですが、職場体験編は今まで以上に捏造が入ります。お伝えするのが遅くなってしまい、申し訳ございません。
◇◆◇◆
朝ごはんを食べた後、ちょっとした座学を行った後、ベストジーニストにトレーニングの指導を行ってもらえることになった。
この時間になるとサイドキックの方々も出勤してきて、一緒にトレーニングをするのだという。基礎トレーニングのストレッチと筋トレをサイドキックの方々とこなしたが、やはり雄英高校でやる内容よりもハードだ。
とはいえ、Aは自主練もしているので、このくらいだったら何とかついていけるレベルだ。
しかし、どうやら無効はついていけないことを前提にメニューを組んでいたらしく、サイドキックの1人に「うっそでしょ？！」と驚かれてしまった。
「……なるほど、筋トレはそれなりにこなしているのか」
「はい。タダでさえ体力が無いので」
「そうか……なら、今日のトレーニングは実践的な近接戦闘をやろうか。まずはカミツレが近接でどれだけ戦えるか確認し、その後指導に入る」
「お願いします」
ああ、これは近接戦がそんなに得意じゃないの、バレてるな。
体育祭での準決勝、何回もテレビに流れていたから何度も目にしたけど、その時に気が付いた。
Aは、遠距離に比べて近接だと個性をあまり使えてないな……と。
Aの個性の魅力の1つは、出来ることが多いことだ。幻覚の世界ならば、炎だって氷だって槍だってなんでも出せる。
それなのに準決勝の近接でやったのは、身体強化の真似事のみ。後は何とか自分の力でゴリ押ししようとしていた。
いや、個性使えよ！と思わず自分で自分に突っ込んでしまった。
どう見ても色々出来ることあるだろ……と今なら思うのだが、あの時は轟の対応でいっぱいいっぱいだったのだ。
勿論こんなことではダメだと、この職場体験に来るまでになんとか方法をまとめようとしたが……
結果は、まだどんなスタイルがいいのかさえも定まっていない。全くイメージが浮かばないのだ。
だから、まだベストジーニストに見せられるものなんてない。むしろ悲惨なものしか見せられないだろう。
……まぁ、そんなことを言えるわけが無いので、「いつでもいいぞ」と2メートル離れたところに立っているベストジーニストに対して、Aは出来るかぎりの攻撃を仕掛けるため、足を踏み出した。
……結果はまぁ、お察しである。
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鬼龍炎(プロフ) - 続き楽しみにしてます！展開が楽しみです！ (2020年11月12日 1時) (
レス) id: 7c87da37ca (このIDを非表示/違反報告)
マキャベリ - 楽しみにしてます！面白かったです！ (2020年11月2日 14時) (レス) id: 303ab2eb20 (このIDを非表示/違反報告)
nightmare - 見てて、楽しかったです。これからも更新を楽しみに待ってます！ (2020年10月31日 23時) (レス) id: 97bb721bbe (このIDを非表示/違反報告)
ママリりすす(プロフ) - ありがとうございました (2020年10月24日 1時) (レス) id: ec99ffd70c (このIDを非表示/違反報告)
き(プロフ) - 展開面白かったです！これからも更新楽しみに待ってます！！ (2020年10月19日 18時) (レス) id: 0a962740d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらもち | 作成日時：2020年10月19日 12時
