16話 ページ18
『臥竜岡さんや』
紫織「どうした？」
『自分はキャンベルさんとの任務以外はお断りしたいんだけど』
紫織「ああ、お館様には報告してある」
『天才』
色変わりの刀を手にした後にそう言った会話をする。
自分の刀は空色に変わった。空の呼吸の使い手なだけあると思う。ちなみにキャンベルさんは金色だ。キャンベルさん曰く「これ売ったら高めに売れそう」だそうだ。
…いや、売るなよ。
紫織「…そうだ、さっき鴉から連絡があって」
『うん？』
紫織「近々煉獄の旦那の屋敷に行く事になったんだ。二人も会うか？」
『煉獄の旦那is誰…』
当然知ってるだろうみたいな言い方をされたが残念知らないのである。
一度ここに来た悲鳴嶼行冥って言う岩柱だとか言う人の事しか分からないのだ。それ以上分からないと言うのに何故そんな普通そうに言って来る。
紫織「私の元同僚…と、言った所か。彼は現役の鬼殺隊だ」
『へぇ…』
ノートン「どうでも良い…」
紫織「炎の呼吸を扱う炎柱だよ」
いつも思うのだが柱に知り合いが居すぎではないだろうか。と言うか今元同僚って言った？
『臥竜岡さんってもしかして、元柱って奴ですか？』
紫織「言ってなかったか。元風柱だよ、この通り右腕がなくなってからはやめるしかなかったが…左腕で守れるものには限りがある」
そう言いながら美尊ちゃんを撫でる臥竜岡さん。美尊ちゃんとは血の繋がりはないが、実の娘の様に見ているのだとか。臥竜岡さんの外見は元のキャンベルさん…つまり28前後に見える訳なのだが、実年齢はどのくらいなんだろう。
…実は結構お年を召していたりしそうなんだよな…怖い怖い。
紫織「とにかく、私は私が育てた二人を煉獄の旦那に紹介したい気持ちがある。良ければついて来てくれないか？」
『良いよ別に』
ノートン「シエルが受け入れたら僕も行くしかないんだけど…仕方ないな…」
嫌そうに呆れたと言わんばかりに溜息を吐くキャンベルさんに言ってやりたい。そもそも鬼殺隊に入る事になったのはあんたの勝手な決定があったせいなんだが？
紫織「一年ほど前に旦那が保護した少年もいるが…どうも美尊と仲良く出来ない様でね。シエル、君も無理かもしれないな」
『え』
紫織「女性が苦手らしい」
ノートン「女らしさ皆無だし男って見られがちだから大丈夫じゃない？」
『殴り飛ばして良い？』
続く (更新停止中)
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虹希(プロフ) - よくねたしおさん» ありがとうございます〜！更新ゆっくりになるかもしれませんが書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします！✨ (6月22日 16時) (
レス) id: 2482e00544 (このIDを非表示/違反報告)
よくねたしお - 好きです！！応援してます！ (6月22日 12時) (レス) @page6 id: a2762c3708 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：虹希
| 作成日時：2023年6月21日 3時
