非常識その捌【覚えてる】 ページ9
「うーん…」
世界の国々が集まる世界会議の会場……の廊下で彼は珍しく考え事をしていた
「うわ、アメリカ君が何か考えてるよ。明日はミサイル(が降る)かな?」
「俺は明日は吹雪に一票」
「じゃあ俺はハリケーンに一票で」
「うるさいんだぞロシアとおっさん達!」
「んだと…!」
「やめてよお兄さんをこんなの(眉毛)と一緒にしないでくれない?」
「クソ髭テメエ後で覚えてろよ」
「そんなことよりアメリカ君は何をそんなに悩んでたの?」
「悩みっていうか…気になることっていうか…?もう俺にもわかんないんだぞーーっ!」
一体どうしたらいいんだ俺はーーーーーーーーーっ!!!
彼は一人そう叫んだ
「いやもうそれはこっちのセリフだよアメリカ」
「あと煩いぞ」
「それで、結局なんの考え事してたのさ」
「あーーー……Aのことでね…少し、気になることがあって…」
「何々?恋煩い?」
「それは冷戦不可避だよアメリカ君」
「違うんだぞ!ただ…」
「ただ?」
-----彼のこと、ずっと前から知ってたような気がするんだ
アメリカがそう告げると辺りに沈黙がおりる
全員心当たりがあったのだろう
その沈黙を破ったのは意外というかやはりというかロシアだった。
「やっぱり、アメリカ君も?」
「……え?」
「僕もそんな気はしてたんだ」
彼は淡々と話を続ける
「いつか、日本君と戦った時に……日本君の傍に、A君がいた気がするんだ」
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作者名:嘘月 | 作成日時:2016年9月25日 18時