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A視点
ここに来て、早1週間が過ぎた。
相変わらずベッドに鎖で繋がれたままだが、分かった事は毎日魔化しているわけではないという事だ。
朝起きて物凄く体が痛い時は大体魔になった日。逆に特に何も無かった日はならなかった日。
いつなるのかまではまだ予測できないものの、何か法則があるのかもしれないと晴さんは言っていた。
さて、それはいいとして最近凄く気になっている事がある。
少し前に、私の監視役として長尾さんを紹介された訳だが、その辺りからかあの3人に不穏な空気が漂っている気がする。
長尾さんはあいも変わらず、私と目を合わせようとしないし、目があったらあったで少し悲しそうな顔をする。本当に一瞬で、いつもの笑顔に戻るのだけれど、流石に気になってしまう…。
そこで立てた仮説が一つ。多分、長尾さんは私が嫌いだ。嫌いではないにしても苦手なのだろう。
考えられる理由は「私が魔の血を持っているから」、これしかない。
ただ、あの表情からして、それだけの理由で簡単に人を嫌いになってしまうような人でもないと感じる。
それに、長尾さんはにじさんじのコラボの時、「嫌いな人は嫌いになる前に切り捨てる」と言っていた。
まあ、私と長尾さんには切っても切れないものというのがあるのだろうけど、切り捨てられていない時点で他の理由があるのでは…？と考えている。
という訳で、今回私はある作戦を決行する。
題して！
『長尾景と仲良くなっちゃおう大作戦！！』
そのまんま、って思った？私も思った。
その名の通り、長尾さんの私への気持ちを探り、あわよくば仲良くなっちゃおうっていう単純な作戦だ。
でも、何をすればいいか全く分からないし、考えていない。
うーん、うーん、と悩んでいると、部屋の扉が開いた。
ビクッとして扉の方を見ると、そこには長尾さんが立っていた。
「おはよ〜！よく眠れたぁ？」
そう言いながら欠伸をしつつ、窓を開けてくれる。
今日は晴さんも藤士郎さんもいないのだろうか。
『あ、おはようございます。よく眠れました。』
少し沈黙が続く。
そこで私は、思い切って長尾さんに言った。
『あの、少しお話出来ませんか？』
お互いを知るにはまず会話だと言うしね！
でも本当に緊張した。問題の長尾さんは少し考えてから、気まずそうにまた目をそらした。
そこで私はなんとなく答えを察した。
「…あー、ごめん、急ぎの任務があるんだよね、それじゃ…」
言いながら長尾さんは部屋を出て行った。
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景色＿Δ(プロフ) - 仁乃さん» そうなんですか！？ありがたいです...様々なことが重なり、完結とさせていただきました！最後まで読んでくれるんですね！？ありがとうございます...！！！ (2021年6月2日 22時) (
レス) id: 1c54a3263e (このIDを非表示/違反報告)
仁乃(プロフ) - 景色＿Δさん» あ、私もあなたの作品を一度読んだ事がありました！主人公の語り方が面白く、思わず見入ってしまっていたのを覚えています。完結していたんですね。今から最後まで読ませて頂きます！ (2021年6月2日 22時) (レス) id: f8c4049ddb (このIDを非表示/違反報告)
仁乃(プロフ) - 景色＿Δさん» コメントありがとうございます！喜んで頂けて嬉しいです。頑張ります！ (2021年6月2日 22時) (レス) id: f8c4049ddb (このIDを非表示/違反報告)
景色＿Δ(プロフ) - うわああああ！！！素敵な小説発見！！感謝ですー！！！更新頑張ってください！！応援してます！！！ (2021年6月2日 19時) (レス) id: 1c54a3263e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仁乃 | 作成日時：2021年5月30日 18時
