* ページ10
.
「もうっ、最低最低最低っ!」
家まで全速力で走って帰ると
そのまま部屋のベッドをポカポカ叩いて顔を埋める。
なんなの、二の腕と胸の柔らかさが一緒って
そんなの私は知らなかったのに、先輩は知ってて触ってたってこと…?
「ん〜〜〜〜っっ!!!」
恥ずかしい。
恥ずかしくて、消えちゃいたい。
でも…………、
嫌、とかじゃない。
言葉では拒んでいても
先輩に触られるのは単純に嬉しかったし
それが胸の感触目当てだったとしても、嫌な気持ちはしない……。
むにっ、と顔をベットに伏せたまま自分の二の腕を摘んで
次に自分の胸に触れてみる。
「…………………、」
……胸の方が柔らかい気がする、
って、違う違う違う!!
何確かめてんの、これじゃ北山先輩のこと責められないくらい自分だって変 態じゃん。
「どういう気持ちで触ってたんだろ………」
単純に女の子の胸の感触が知りたくて触ってただけなのか
私だから、触ってたのか。
自分の胸に手を当てながら
しばらくボーッと考えている間にいつの間にか眠ってしまっていた。
.
━━━次の日、
学校へ行くと玄関に北山先輩がいて
思わず身を引いてしまう。
「おはよ」
「おっ、おはようござ、
「ちょっと来い」
「え?!」
上履きの踵を潰してはいたまま
ズルズルと先輩に手を引かれ、周りの注目を浴びてる。
でも先輩はそんなの一切気にすることなく
体育館前の廊下まで来ると足を止め、私を振り返った。
「とりあえず、昨日はごめん」
「えっ?」
まさか謝られるとは思ってもいなかったから
間抜けな声で驚いてしまうと、その反応で私がもう怒ってないと察したのか
少し安心したように表情が緩んだ気がした。
1549人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はちみつみゆ(プロフ) - ソフィアさん» ですよねですよね!実際のみっくんも振付などの覚えがいいから、言ったこともよく覚えてくれてるんじゃないかなぁと🥺明日はみっくんの誕生日ですし、またキュンを届けられるように頑張ります♪ (9月16日 23時) (レス) id: 8038bcdb78 (このIDを非表示/違反報告)
ソフィア(プロフ) - あああ、前に言ったこと覚えててくれてるとか、キュンしかないじゃないですかぁ! (9月16日 21時) (レス) @page36 id: 06f6b1f19d (このIDを非表示/違反報告)
はちみつみゆ(プロフ) - いちごさん» こちらこそコメントありがとうございます(´;ω;`)みっくん辞めちゃって寂しいですよね……私も妄想に走るしかない状態で苦しいです。そんな自己満のお話でそんな風におもってくださる方がいるなんて嬉しすぎました!更新頑張れます!😊 (9月11日 23時) (レス) id: 8038bcdb78 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 更新、ありがとうございます。みっくんが辞めてしまい寂しい気持ちしかないのですが、お話を読んでるとキュンキュンする気持ちが変わらずあることに安心します。みっくんを思う気持ちは変わらないことを思い出させてくれてありがとうございます。更新期待してます。 (9月11日 23時) (レス) @page34 id: fc8b25035c (このIDを非表示/違反報告)
はちみつみゆ(プロフ) - みちこさん» みちこさん!めっちゃくちゃ遅れてしまいました!汗。もう来てくださってないかな…?涙。キラハグのお話ですね!了解しました♪少しずつですけど書き溜めていって更新致しますね♪めちゃくちゃ遅れちゃいましたけど…ごめんなさい!必ず更新します(^^) (2021年11月18日 22時) (レス) id: cbb2d30d12 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はちみつみゆ | 作成日時:2021年3月15日 17時