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「おはよー!ミツもおはよっ」
「ミツ"先輩"だろ」
「なんでだよ、ミツでいいじゃんミツなんだから」
「んのやろ」
四つも歳が違うのにニカはみっくんに生意気な口聞いてて
でもそんなニカが可愛くてたまんないって感じ、みっくんの表情からして。
「じゃ、放課後いつもの公園で待っててな」
「うん!ニカ達と遊んで待ってるね!」
中学と小学校の分かれ道でバイバイをして
ここからはいつもニカとの二人での道のり。
「ミツとなんか約束してるの?」
「うん、クリームパン買いに行くの」
「クリームパン?」
「朝にみっくんに食べられたから、新しく買ってくれるって」
「いいな〜俺にも買ってくんないかな」
「え〜?なんでよ、ニカ関係ないじゃん」
道行く見慣れた近所の人におっきな声で挨拶しながら
他愛もないバカな話をするのも楽しくて大好きだった。
「んじゃ放課後遊べる奴らでドッジボールしようぜ!」
「えーやだなぁドッジボール」
「A下手だもんな」
「うるさいよ、みんなボール当ててくるのがダメなんだよ」
「そういうゲームだっつーの」
そんな話をしてるとあっという間に学校に着いて
そこからはいつものように毎日勉強と遊びと。
私の事情を知ってか知らずか……というか
小学生なんてそんなことあまり気にする子もいなく、友達も沢山出来て毎日楽しくて。
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「痛っーい!!だれ?!私にボール今ぶつけたの!」
「あはは、A大丈夫?」
学校が終わってからもこうして
近くの公園で友達と遊ぶのが日課のようだった。
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siori(プロフ) - みゆちゃん良かったねw。久しぶりの新作楽しみです♪ソライロの歌詞も見てきちゃいました(大切w) (2022年11月18日 15時) (レス) id: 61df7685fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はちみつみゆ | 作成日時:2022年11月16日 20時