はちみつ色の日々

＊ ページ45

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「どうせ誰も興味ないなら
思いきってセクシーナースとか、セクシー猫耳とかしたいな〜。
年齢的にそろそろ限界だし」





まだ羽目を外しても許される……かな、
うん、多分ハロウィンは許されるっていう謎の持論で
やってみたかったセクシーコスプレをそのままスマホを手にして検索してると、





「は？まじですんの？」





まじな嫌な顔と嫌そうな声。

そんなに私のセクシーが見たくないのか、と
むっと宏光を睨んでからまたスマホに視線を移す。





「うわぁ……、やば。
これ屈んだらもう胸ポロリだね」


「…………、」


「おへそも足も露出が半端ない…。
いけるかなぁ、これ」





暗闇だったらいける？って宏光に携帯を見せようとする
バッ、と乱暴に奪い取られた。






「あほ、そんなんしなくていい」


「だってどうせ需要ないならいいじゃん、別に」


「需要あるっつの」


「え？」





ポロッと零れたその言葉にキョトンとすると
やべ、って顔して私の携帯を勝手に弄り始めてて





「ほら、これいいじゃん。
ボーリングのピン」


「………ダサ。顔しか出てないし」


「カボチャバージョンもあるぞ」


「どん滑りそうだし………」





ていうか、需要あるってさっきの言葉
逃げようとしてるみたいだけど、逃がしたくないんだけど。






「ねぇ、さっきのなに？
需要あるってもしかして、誰か私のこと好きなの？」


「はっ、自惚れんなし」


「もしかして藤ヶ谷さんとか……？
や、やだ、どうし、

「安心しろ、絶対ない」


「…………」




分かってるし。

じゃあ何なのよ、って
宏光が弄ってる携帯を覗き込むように近づくと
隣からふにっと鼻を急に摘まれた。




「わっ！ちょ、何するのっ」


「気付け、ばーか」





そう言って押し戻された携帯画面は
セクシー猫耳の衣装購入の画面だった。





「………なに？」


「ハロウィン飲み会は俺とAは不参加。
その代わり、そのコスプレで俺と二人で飲みな」


「は？！」


「覚悟しとけよ、猫耳ちゃん♪」





宏光って……
ナースより猫耳のが好きなんだ。
(そこじゃない)



━━━Fin.

ぴろみんさんリク、同期の北山さんでした。

ひーーん、同期宏光難しかったぁ！笑
でも書いてて楽しかったです♪こういうの書くのすごく楽しい(自己満)
ありがとうございました！


次は
元彼北山さんとの再会です♪

おまけ→←同期の宏光

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