はちみつ色の日々

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「ミツは？どう思う？」


「まぁ〜確かにもうお前ら高三だもんな」


「そう、もうそろそろいいよね？」


「だな〜。
あの短っけぇスカートで生足見せられるこっちにも限界あるしな」


「発想がおじさん」


「うっせ」




でも分かる。

普段学校で足なんて見慣れてるけど
Aは違う、全然違う。





「よし、じゃあもう解禁ね。
抜けがけもおっけーね！」


「あーいよ」


「じゃあ俺、早速行ってこよっかな」


「だめ、ガヤはまだ駄目」


「なんでだよ」





うん、なんかいざ行ってこよっかなとか言われると
嫌なんだけど。怖いんだけど。





「末っ子俺だよ？俺からいかしてよ」


「末っ子、って俺と同い年じゃん」


「でも誕生日三月だもん」


「細けぇ〜」


「そんなん言ったら俺から行くべきじゃね？
大学生だぞ？」


「だめ、ミツは下心が見える」


「だって俺歳上だもん。
Aの初めては俺がリードする」


「ばっか！そんなん許すかっ！」





……だめだ。

解禁したものの、不安しかないんだけど。







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＊＊＊＊＊＊


「みんな、おはよー」




結局昨日はあれから解散して、




「おはよ、A今日の放課後時間ある？」


「うん、あるよ」


「じゃあうち来て勉強しよ」


「分かった〜」




ジャンケンをして決めた結果、
ガヤが一番手を勝ち取った。

っていったって、いきなり家かよ？！
勉強とか言ってなんの勉強すんだよ？！




うぬぬぬぬ。





「裕太も一緒にやろうよ」


「へ？」


「勉強、太輔に教えてもらお？」




思わぬ誘いに間抜けな声が出て
A越しのガヤに思いっきり睨まれてる。




「あ…、うーん、いや、俺今日予定あるから」


「そうなの？でも……」




そうなると私太輔と二人になっちゃうよ…？
って、ガヤに聞こえないようにコソッと耳打ちしてきた。

ま、一応昨日言ったことは気にしてたみたいで安心した。




「いいよ、今日は許す」


「……なに、何様なのよ」


「裕太様」


「…………、」




やだけど………、やだけどやだけど！！

これからこうやって、二人に餌食にされちゃうAを見守る自信が全くない。

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