HONEY LOVE ６

やる気スイッチ ページ7

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「ぬわぁぁぁぁ、終わんねぇぇぇ」


「なになに、どしたの？」




ある夜、珍しくみっくんがテーブルに突っ伏して発狂してる。




「ダメだ、まじやる気出ねぇ」


「珍しいね、いつも
おらおらやんぞ〜、みたいな感じなのに」


「どんなだよ、それ」




はーあ、ってため息ついて
携帯片手にまだ突っ伏したまま。





「やる気スイッチ押して、俺の」


「え〜、どこにあるの？」


「それを探し出すのがAの役目だろうよ〜」


「そんな無茶な〜」




とか言いつつ探しちゃうけど。

テレビ前からみっくんのとこまで移動して
とりあえず後ろからギュッ。

お腹あたりをモゾモゾ触ると
身体を捩ってて可愛い。





「おへそとか？」


「やめろっ、へそ触んなって」


「ふふふ」




やばい。
いつもされてばっかだから
こうやって攻めるの、楽しいかも。




「じゃあどこ〜？」




お腹あたりから手を上に滑らせて
胸筋へと。

ガッチリしてるし…、
これは直で触りたくなるやつ。




「胸揉むな、お前」


「だって、気持ち〜」


「っ、やめろって」


「案外太ももとか？」


「ちょっ、ばかっ」


「むちむちそうに見えて
太もも固いよねぇ」





むにむにと太ももを撫でてると
急にガシッとその手を取られた。

そしてそのまま向かいあわせの形になると
すっぽりみっくんの足の間におさめられる。




「別のやる気スイッチ入っちゃったんすけど」




さっきまで駄々をこねてたみたいな人と
同一人物とは思いないくらい
一瞬で男になる。

これ、私が大好きなヤツ。




「じゃあ、私のやる気スイッチも入れてくれないと」


「んなの簡単じゃん」




後頭部を引き寄せられて
向かう場所はただひとつ。




「ここだろ？」




━━━━Fin.



北山さんのやる気スイッチ、入れてあげたい……。
やましいことはしないから！
やる気スイッチを探させて！！笑

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