HONEY LOVE ６

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「ま、いいじゃん。それより飯食った？」

「まだだけど……」

「なんか作って♪」

「……」




朝だっていうのに珍しくエラい上機嫌。

よっぽど嬉しかったのかな、単独ＣＭ。

それなのに私がプリプリしてちゃダメだよね、
むしろその時計を事前にくれてたなんて喜ばしいことだよね。




「ホットサンドでも作ろっか！」

「お、いいね〜卵でよろしく」

「はいはい」




そこから最近買ったホットサンドメーカーでたまごサンドを作って
テーブルに戻ると、二つ並んでる腕時計。




「お、美味そう〜！」

「遅くなったけど、ＣＭおめでとう」

「うん、え、まじ今更だな」

「でも今度からちゃんと言ってね？寿命縮むよ」

「だって守秘義務あるし」

「……」




それはそうかもしれないけど。

考え込む私の横で、もうホットサンドを口にしてる。

ほっぺたパンパンに詰め込むその姿と
さっき見たＣＭの人が同一人物なんだよね。





「よし！明日から会社にもこの時計つけてくね」

「むしろ今まで付けてなかったんかい」

「だってめちゃくちゃ高いブランドものだと思ってたし、大事にしないとって思ってて」

「宣伝しといて、会社で」

「ふふ、分かった」




ま、私が宣伝なんてしなくても
この時計は飛ぶように売れると思うんだけどね。




「ね、このＣＭみたいに二人で時計つけて手重ねて写真撮りたい」

「やだ」

「え？！なんでそこは断るの？！」




それでも無理やりにみっくんの腕にはめた腕時計と
私もつけた腕時計。

ホットサンドを頬張りながらツーショを撮った。

これからも二人で同じ時間を刻んで行けたらいいなぁ……。





━━Fin.



みっくん！！！
単独ＣＭおめでとうございます！！

嬉しい嬉しい！！めちゃくちゃ嬉しい！！

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