HONEY LOVE ６

ご無沙汰…？ ページ4

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「…………あれ？」




テレビ番組を見ていて思った。


私も最近全然キスされてなくない………？






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「ねぇ、みっくん」


「ん？」




シャワーを浴びて出てきたみっくんに
ソファの背もたれから顔を出して、声をかけた。




「あのさ、最近………、」


キスしてなくない？って聞くのが恥ずかしいことに
今更ながらに気付く。




「え？どした？」


「いや、………ううん、なんでもなかった」




ススス……、と覗かせた顔を引っ込めて
クッションを抱えてまたテレビにかじりつく。

だってだって
キスしてないよね？とか聞いちゃったら
催促してるみたいだもん。





「なーんーだーよー」




せっかく隠れたのに、
わざわざひょいってテレビの前に現れて
しかもまだシャワー浴びたてでほかほかのまま。




「なんでもないってばっ」


「気になんだろ、言えよ」


「…………やだ、」




ぷいっ、て顔を逸らしたら
頬を片手で挟まれて、むにゅってされたまま強引にまたみっくんの方を向かされて。




「いひゃい、(痛い)」




とか言ってみるけど、これがまた痛くはないんだよねー。

程よい力加減で、こういうちょっとしたとこも優しさ感じる。




「言わないとちゅーしちゃうぞ」


「？！？！」




それ、それだよっ！！

むしろちゅーされたいんだよ！！




「ほれっ！(それ！)」


「ん？」




手を離されて、ぷはってなってから
むしろそれがされたかったんだよー、って
思わず言ってしまった。自爆。





「あっはは、お前キスブサ見ただろ」


「………その通りです。」




そんな笑わなくても良くない？

まだ少し濡れてる髪の毛をガシガシしながら笑って
ひとしきり笑い終わったかと思うと
そのタオルを首にかけて、私の隣に座り込んでくる。




「……なによぉ、」



ドキドキするじゃん、この距離と空気感。

いい匂いもするし、


「キスしたいの？」


って、甘い声戻すから耳までやられそうになるし。

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