HONEY LOVE ４

＊ ページ21

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「はぁ〜っ！楽しかった！！」


「ね！また一緒に来ようね」


「是非！また北山 宏光メドレーしましょう」


「だからやめてくれ」








もうあたりは真っ暗で
人通りもまだらな街中を三人で歩いてる。

みっくんと二人ならちょっと警戒しながら歩いちゃうけど
なんとなく宮田さんもいると安心。









「ちょっとコンビニ寄ってもいい？」


「俺も明日午前休みだから
食料買ってアニメ引きこもりしよーっと」









そんなこんなで三人で入ったコンビニで
思いもよらない事件が起きた。









「このおにぎり美味しいよね」


「そうなんですか？
じゃあ明日の朝ごはんにみっくんの分も買おーっと」








お弁当コーナーで宮田さんと食料を買い込んで
いつの間にかいなくなってたみっくんを探しに雑誌コーナーに行くと、








「あ、いたいたみっくん。
このおにぎり美味しいらしいんだけ……………、ど……………、」









あーうん、って本棚に戻したその雑誌を私は見逃さなかった。

明らかにボインな女の子が表紙ですやん。









「…………みっくん、何その雑誌」


「え？別に普通の」


「で、でも……………、」







これ、普通なの？

表紙がこんなでも普通の雑誌なの……？


どう突っ込んだらいいか分かんなくて
カゴ片手に立ったままいると、








「キタミツいつもそれ見てるよね」







って、更なる宮田さんからの証言が加わった。








「いつもグラビア見てるの言うのやめろよ」


「あは、だってニヤけてよく見てるから」








…………………………。


いつもグラビア見てる？

はい？何それ？








「ちょっと、みっくん。」


「ほら〜Aが怒んだよ〜」


「そりゃ怒るよ！
何ほかの女の子のおっぱ い見てんの！」


「これはこれ、それはそれ。じゃん」


「はぁ？！」


「Aがよく言う別腹ってやつ」








"別腹"ってのは
食事のほかの甘いものは別腹ってことであって
ほかの女の子のおっぱ いのことではない。



ムスッ、とした私をなだめてくれた宮田さんと
エクレアを買ってくれてスイーツで釣ったみっくん。

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