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66 玉森side ページ17

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北山くん。

今日初めてちゃんと話してみたけど
なかなか可愛くて話しやすい。

……と、酒でフワフワしてる頭でなんとなーく思ってた。









「つーかさ、玉森さんだけじゃなくて
もう一人怪しい男いんの知ってる?」








そしていつの間にか敬語がなくなってて
まるで同期みたいに話し出してるし。

まぁ、その話題の方が今は気になるしいいんだけども。








「知ってる。藤ヶ谷先輩でしょ?」


「それ!高校の先輩だかなんだか知んねぇけどさ〜」


「結構お泊まりとかしてんだよね〜」


「そうなんだよ、俺前にそいつん家からAちゃん出てきたのに遭遇してさ」


「へぇ、家近いの?」


「聞いて驚け、俺ん家の真ん前のマンション」


「んはは、何それやばっ」


「ほんとだよ、どんな偶然だよっていう」








Aはつめが甘い。

周りにこんなにAのことを想ってる人がいるっていうのに
それを知ってか知らずか
平然と他の男との現場を目撃される。








「手強いんだよな〜あいつ」


「やっぱり?すっげぇフェロモンだったもん」


「あいつに堕とせない女はいないと思うんだよね」


「……まじか、」








思わず二人黙り込んでから
ふと顔を上げると目が合った。







「ていうか北山くんもライバルだし」


「お前もな」


「あっ、年上に向かってお前ってなに!」


「今更かよ〜」







なんだろうな〜この空気感。

ライバルなのに、嫌いじゃない。







「てかさ、Aちゃんの高校ん時とかどんな感じだった?」


「んー、とりあえず可愛かった」


「やっぱりな〜っ!
制服姿とか超見てぇ!」


「そうそう、生足がね堪らなく、

「生足が、なに?」








割り込むように上から声が聞こえてきて
北山くんと二人同時に上を見上げると
じとーって睨んでるAが威圧感たっぷりに立っていた。

67→←65 北山side



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はちみつみゆ(プロフ) - このみさん» ごめんなさい、裕太を傷付けてしまって…。裕太も幸せになれるようになるべく書いていきますねぇ(;_;) (2021年5月29日 19時) (レス) id: cbb2d30d12 (このIDを非表示/違反報告)
このみ - 裕太 (2021年5月29日 10時) (レス) id: 25b3f023e7 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつみゆ(プロフ) - ちょうすけさん» ですよね、ごめんなさい(;_;)笑 私ですらも内容全く忘れてて読み直しました!笑 あんまり自分の話を読み返すことってないんですけど、すっかり昔のことすぎて( ̄▽ ̄;)あと少しで移行になってしまうのでまたよろしかったら遊びに来てください♪ (2021年5月28日 22時) (レス) id: cbb2d30d12 (このIDを非表示/違反報告)
ちょうすけ(プロフ) - お話読み返してました(笑) 前の更新からこんなに経ってたとは。。続き楽しみにしてます! (2021年5月27日 22時) (レス) id: daa492e006 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつみゆ(プロフ) - めめめさん» せっかく見つけてくださったのにお返事めちゃくちゃ遅れてしまってごめんなさい!泣 もううさすがにお話忘れちゃいましたよね( ̄▽ ̄;)出来れば完結に向けてまた更新していこうと思ってるのでまた遊びに来て下されば嬉しいです♪ (2021年5月27日 21時) (レス) id: cbb2d30d12 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はちみつみゆ | 作成日時:2019年5月7日 18時

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