恋愛注意報 ２

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「「おめでとー！」」


「あんがと〜」






仕事が終わってそのまま皆で裕太と宮っちと合流して近くの居酒屋へ。

みんなでお祝いの乾杯をすると
はにかんで少し照れてる北山くんが可愛い。







「いやー、ほんとめでたいね！
きたみつが学校の先生だなんてね」


「ほんと〜、北山くんが学校の先生とか大丈夫なの？
チャラくて保護者からクレーム来ない？」


「来ねぇわ！失礼だなっ！」







よく宮っちと裕太が店に来るから
宮っちと北山くんは仲良しだけど、裕太とはあんまり話してるの見ないんだよねぇ…。

あの合宿の時に二人が出くわした時もよそよそしかったし。

そんなことを考えながら、さっちゃんと宮っちと北山くんのやり取りを見ていた。








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「A平気？」


「え？」





その時、隣にいた裕太がビール片手に話しかけてきた。






「ちゃんとあれから寝れた？眠くない？」


「あ、うん。大丈夫だよ、結構寝たから」


「そっか、俺は眠い」


「あはは、ごめんね急に誘っちゃって」








眠い、って勝手に人のベッドで寝てたくせにとか思ったけど
眠そうな裕太になんか食べて元気になってもらおうとお皿を手にした。







「でもさー、凄いね北山くん」


「ん？」


「学校の先生になるなんて凄いよ、あの見た目で」


「あはは、あの見た目でって」


「でも向いてそうだよね、子供の扱い上手そうだし」


「うん、そうだね」







はい、って適当に料理を取り分けてあげたお皿を手渡すと
あんがと、ってふにゃふにゃに笑った。








「ていうかそれ、北山くんに言ってあげなよ。
喜ぶよ〜？」


「えー、でも俺そんな親しくないし」


「北山くんは裕太のこと好きだよ。
イケメンだなーっていつも言ってる」


「え、そうなの？」


「そうそう、北山くん長身イケメン好きなの」







そんな趣味あんの…？って引いた裕太に笑ってると
さっちゃん達から離れてきたのであろう北山くんが
ドカッ、と私の隣にビール片手に腰掛けた。

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