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「……裕太……。」







どうしよう、なんて言葉を発したらいいのか分かんなくて
ただ名前を呼ぶと、ん?って優しく微笑んでくれる。







「あの……、でも急すぎない?
付き合ってるわけでもないのに、急に結婚なんて……」


「うん、実はさ転勤になっちゃって」


「え?」







苦笑いをして風になびいた前髪を直すと
指輪が入った箱を無理やりに私の手に握らせた。







「北海道に新しく支店が出来るんだけど
そこで色々仕切ってほしいって言われて。
二ヶ月後にはあっちに行くことになっちゃった」


「二ヶ月後…?」







あまりにも急すぎて、全然理解出来ない。







「こういう状況になってよく考えてみたんだ。
今まで俺Aと離れたことなんてなかったでしょ?
ずっとそばにいて、家に帰れば隣にいていつでも会えて。」


「うん……」


「Aと離れるなんて、俺には考えらんない」







真っ直ぐすぎる裕太の視線に思わず俯くけど
握らされた箱からキラキラと輝く指輪が見える。







「でも……、」


「返事はまだいいから。
ゆっくり考えて答え聞かせて?
Aの仕事のこともあるだろうし、すぐ北海道についてくるってのも難しいと思うから」









なーんてね、って笑顔を覗かせて冗談だよーんって言葉を待ってるのに
一向に言ってくれない裕太に、本当の本当に本気なんだなって実感がひしひしと胸を締め付ける。









「……あの、でもなるべく前向きな答えでお願いしまーす」


「分か…りました…。」








なぜか二人して敬語になっちゃって
とてつもなく気まずい雰囲気。

今までケンカはしたことあっても
こんな気まずさは初めてで、対処法が分からない。

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はちみつみゆ(プロフ) - このみさん» ごめんなさい、裕太を傷付けてしまって…。裕太も幸せになれるようになるべく書いていきますねぇ(;_;) (2021年5月29日 19時) (レス) id: cbb2d30d12 (このIDを非表示/違反報告)
このみ - 裕太 (2021年5月29日 10時) (レス) id: 25b3f023e7 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつみゆ(プロフ) - ちょうすけさん» ですよね、ごめんなさい(;_;)笑 私ですらも内容全く忘れてて読み直しました!笑 あんまり自分の話を読み返すことってないんですけど、すっかり昔のことすぎて( ̄▽ ̄;)あと少しで移行になってしまうのでまたよろしかったら遊びに来てください♪ (2021年5月28日 22時) (レス) id: cbb2d30d12 (このIDを非表示/違反報告)
ちょうすけ(プロフ) - お話読み返してました(笑) 前の更新からこんなに経ってたとは。。続き楽しみにしてます! (2021年5月27日 22時) (レス) id: daa492e006 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつみゆ(プロフ) - めめめさん» せっかく見つけてくださったのにお返事めちゃくちゃ遅れてしまってごめんなさい!泣 もううさすがにお話忘れちゃいましたよね( ̄▽ ̄;)出来れば完結に向けてまた更新していこうと思ってるのでまた遊びに来て下されば嬉しいです♪ (2021年5月27日 21時) (レス) id: cbb2d30d12 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はちみつみゆ | 作成日時:2019年5月7日 18時

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