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「え?空き部屋が一つしかない?」
「申し訳ございません。
本日は予約が埋まってまして、かろうじてご用意できますのがこの一部屋だけでして…」
山頂の小さなロッジみたいなホテル。
そこに二人で連れてこられて
研修のリーダーと、管理者さんが話をしているのが聞こえる。
「んー……、仕方ない。
じゃあ、そこ一部屋お願いします」
「かしこましました。」
・・・え?
ひとへやおねがいします?
小さな待合室みたいなとこの椅子で
北山くんとグデッとしてると
リーダーがやってきて、大丈夫?と私たちの向かいに腰掛けた。
「君たち凄い熱でさ、今からこの状態で下山は無理だと思うんだ。
もうお昼も過ぎてて、車ではもう来れないらしい」
「……はい、」
「だからとりあえず、このホテルで一部屋空いてるらしいから
一晩ゆっくり寝て、明日の朝すぐに迎えに来てくれる車に乗ってくればいいよ」
その言葉に思わず二人で顔を見合わせてしまった。
一部屋って…、え、一応同じ店舗とはいえ
男女だよ?と、きっと思ってることは同じ。
「まぁそれだけ熱あれば大丈夫だよね?
変な気も起こせないよね?」
「なっ、?!///」
「はは、冗談冗談。
でも本当にどうすることも出来ないから
とりあえずここに泊まってもらうしか出来ないんだよ」
確かにリーダーの言う通り
この状態で自分の足で下山なんて無理にも程がある。
車ももう来れないんじゃ、それしか方法はない、けど…。
「分かりました。
すんません、迷惑かけちゃって」
「いやいや、こっちは急に寒かったりしたからね。
一応ホテルの人には君たちが病人だということは伝えておくけど、二人で大丈夫?」
「はい、大丈夫っす」
「よし。じゃあ連絡先教えておくから
なんかあったらすぐに連絡して」
目の前であれよあれよと進められていく会話。
それをもう眺めてることしか出来なくて
あっという間に、同じ一部屋に収まってしまった私たち。
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はちみつみゆ(プロフ) - かおたまさん» コメントありがとうございます!玉担さんなのですね、どうしよう…裕太をもう振ってしまった…あわわ。でも先輩にも北山くんにもキュンキュンしてもらえて良かったです!なるほど、それぞれの結末ですね〜私もそうしたいのですが、余力があれば書いてみますね! (2021年6月2日 22時) (レス) id: cbb2d30d12 (このIDを非表示/違反報告)
かおたま(プロフ) - 北山くんの主人公ちゃんのために早く大人になりたいってとこにキュンキュンしちゃいますが玉担なもんで裕太も捨てがたいからのでも藤ヶ谷先輩にも甘〜く愛されたいし〜ってなって選べません(笑)それぞれのルートの結末が見たいです! (2021年5月30日 11時) (レス) id: ca2b33aabb (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - あきさん» あきさん!参戦したのですね?!もうコメから興奮が伝わってきて私までギャーってなってます!笑 やられました?北山さんに抱かれました?笑 ほんと色気増してます!留まることのない色気に好きが増して時々怖くなりません?!(爆)移行先でもよろしくお願いします♪ (2019年5月7日 22時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - ちょうすけさん» やっぱり北山くんですよねー!裕太も一応気持ちを伝えたのであとは藤ヶ谷先輩これから頑張ってみます^^*上手く書けるか不安なのですが移行先でもよろしければ遊びに来てくださいね。涙 少しずつ気持ちを変化させながら更新していきたいと思います♪ (2019年5月7日 22時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - そしてこの流れで(笑)やはりみっくんに1票です!笑本当に、年々色気が増していっている気がする(//∇//) (2019年5月7日 0時) (レス) id: 8dc069f5ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はちみつみゆ | 作成日時:2019年2月21日 20時