欲しい愛と、知らない恋 ２

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「おいしかった〜」


「甘くてやべぇ〜」







ご飯も食べて、デザートも完食。

さすがお金持ちが買ってきてくれるシュークリームはとんでもなくおいしくて
ダイエットとか忘れて、普通に食べ過ぎた。








「お腹いっぱいだと眠くなるね…」


「わかる。俺このまま寝れる」


「ふふ、ダメだよ寝ちゃ〜」







ソファでぐでーんとなってるひろの隣で
少し近付いて、私もぐでーんと寛いだ。




やっぱり落ち着く。

ひろといると、ほんとにペットみたいな気持ちになっちゃう。









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「よーし、風呂入るか」


「うん、ひろ寝そうだしお先にどうぞ」


「いや、一緒に入るぞ」


「え？」


「この前のリベンジで、一緒に入ろ」


「……へ？」









何言ってんのか、と隣に目を向けると
ご機嫌そうな顔があって、更に距離をつめるようにソファに手をついた。








「昨日離れてたぶん、挽回してぇからさ」


「ちょっ、えっ？挽回？！」


「さすがに裸はあれだから
タオル巻いていいし」


「えっ？！」


「それともタオル無し？」


「いやいやいやっ！！」


「うし、行こっ」


「ええぇぇー？！？！」









有無を言わさず手を取られて
引きずられるように浴室へ。

パタン、と扉を閉めると同時に
Tシャツの裾に手をかけられた。









「やっ、なにするのっ？！」


「なにって脱がなきゃ入れねぇし」


「待ってよ？！おかしくない？！」


「なにが？」


「なにがって……っ、」









ペットという一線を超えてしまいそうな際どいことを急にしようとするひろに
戸惑いを隠せずに、手をかけられたその腕を掴んだ。









「……ちょっと話したくてさ。」


「……はなし？」









その時急に
ひろの方がペットみたいにクゥーン…、となって
お目目をくりくりさせて私を見つめた。

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