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「ううぅぅぅ……、」
「え?どうしたの?!」
北山さんもお肉を食べると
途端に唸りだしたから
私もお肉を頬張りながら目を見開いた。
「ううぅぅ……」
「ちょっ、だいじょう、
「うしっ、」
「は?」
「牛だな、これ」
うっめーわ、って
目を瞑っておいしそうに口いっぱいにまた頬張った。
「・・・」
なんて独特な味の感想。
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「ねぇ、これも食べたいっ」
「おう、いいよ」
「わーい!」
「俺これにしよーっと」
ノリにのった私たちは次から次へと注文して
気付けば目ん玉が飛び出すほどの金額に膨れ上がっていたけど
なんてことない顔して支払いを済ませた。
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「ご馳走さまでした」
「いいえ、これから家来るっしょ?」
車を走らせて当たり前のようにそう聞くから
静かに頷くと
それをチラッと横目で見た北山さんは
嬉しそうにまた車を走らせた。
「でも、一回家に寄ってもらっていいですか?」
「おう、ちゃんと勝負下着もってこいよ」
「……はい?」
「ちなみに俺は黒とかよりもピンクとか好、
「なんの話し?!?!///」
手は出さないはずじゃ?!って
反射的に助手席のドアの取ってに手をかけると、
「ばかおまっ、運転中に降りようとすんなっ」
「だって北山さんが変なこと言うからっ!」
「冗談だろ冗談、本気にすんな!」
反射的に私を引き止めようと掴まれた腕。
落ち着いたのを確認すると
そのまま片手運転で、その手を私の手のひらへと重ねた。
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「………手…、」
その触れられた手を見つめながらそう呟くと
キュッ…、と優しく握りしめられた。
「また逃げられないよーに」
「……もう逃げませんって…」
ほんとかな〜?ってチャラく運転するその横顔を見つめながら
手のひらの温もりを感じていた。
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はちみつ(プロフ) - あきさん» ぎゃー!私も妄想してぐふぐふしながら書き進めてまーす^^*まだペット生活そんなにたってないですけど、これからもっと甘々ペット生活書きたいのでまた長くなるかもしれません!笑 末永くよろしくお願いしますね\(^o^)/ (2018年10月14日 22時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - 藤北さん» やー!ありがとうございます!私も好き!みっくんのペットだなんて夢のようですよね(^ω^)お金払ってでもなりたいのに養ってもらえるなんてほんと天国!という妄想のもと書き進めてます。笑 玉ちゃんこれから甘々生活を掻き乱していくのでよろしくお願いします♪ (2018年10月14日 22時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - ソフィアさん» ほんとに!私自身ももう移行なの?!と驚きました。笑 だいじょぶ、という心強いお言葉嬉しいです( ;∀;)ついつい甘々みっくんを書きたすぎて長くなっちゃうんですよね。お許しを…(っω<`。)明日か明後日には移行しますのでまたいらしてくださいね^^* (2018年10月14日 22時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - 北斗七星さん» はじめまして!そうですね、ようやく話が動き始めました!(遅)ひろくん派ですか?私も個人的にひろ派ですけど、やっぱり玉ちゃんもいいですよね(^ω^)玉ちゃんのペースに引き込まれる感じ、好きなんです♪もっと上手く書けるように精進しますね^^* (2018年10月14日 21時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - ぎゃー笑ww興奮してきました〜〜笑(・∀・) (2018年10月14日 1時) (レス) id: 8dc069f5ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はちみつみゆ | 作成日時:2018年9月4日 21時