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「あのね、プレゼントもあるんだ〜」
「え、まじで?」
とりあえず洗面所を塞いでた画用紙を外して顔洗って
また貼り直そうとすると
「さっきより場所が低いっ!」
「いや、こんなもんだろ」
「やっぱりみっくんも踏み台使わなきゃ無理か…。」
「なんだよ、自分だって踏み台使ってギリギリだったくせに」
「そんなことないよぉ」
「じゃあ持ち上げるからA貼ってよ」
「え、やだ、重いしっ……、ぎゃっ!!!」
おりゃっ、て後ろからお腹に手を回してそのまま持ち上げると
ふわって浮いた体。
「早く貼れよ〜」
「やだおろしてっ、//」
「早く貼れって、重いんだから」
「なっ、ひどっ!!」
「ふは、うそうそ」
もうっ!ってこっちを振り返ったAを
ストンとおろして
むくれた突き出た唇にキスを落とした。
・・甘い味がする。
俺が顔洗ってる間にぜってぇケーキつまみ食いしたな、こいつ。
「A先にケーキ食っただろ」
「えっ?」
ぺろっ、て唇を舐めるとやっぱり生クリームの味がして
「やべ、ケーキよりこっちのがうまいかも」
「な、そんなわけないでしょっ!//」
やめてよ、って俺から抜け出そうとする腰を引き寄せて
ちゅっ、てまた口内を侵せば
酸素不足で潤む瞳が俺を誘う。
「みっくん…っ、」
ぐぅ〜。
・・・え?
その時聞こえてきたお腹の虫。
「お腹空いちゃった…」
てへっ、て笑うAにさっきまでの雰囲気がどこへやら。
思わず吹き出して手を離した。
「飯食うか、冷めちゃうし」
「うんっ!もう冷めちゃったと思うけど」
「え〜」
結局さっきよりも低いとこに貼られた
デビューおめでとうの文字。
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はちみつ(プロフ) - 82honeyさん» コメント見落としチェック中でして今更ながら気付きました、ごめんなさい謝。確かにリアル設定は私もあまり書いてないですけど現実を想像しちゃいますもんね!それでもそう言っていただけて良かったです。笑 いつもコメントありがとうです。またよろしくお願いします♪ (2019年5月7日 23時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - AUSさん» コメント見落としチェック中でして今更ながら気付きました、ごめんなさい謝。ごめんなさいハッピーエンドじゃない終わり方で(´;ω;`)アフターストーリーも考えたのですが曲を元にしてるので難しかったんですごめんなさい!涙 また遊びに来てくだされば嬉しいです^^* (2019年5月7日 23時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - ひかりさん» コメント見落としチェック中でして今更ながら気付きました、ごめんなさい謝。やっぱりハッピーエンドがいいですよね、この他にもまた色々と作品を立ち上げたのでハッピーエンドの作品も書かせていただきました!笑 またよろしくお願いします^^* (2019年5月7日 23時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - 絆月音さん» コメント見落としチェック中でして今更ながら気付きました、ごめんなさい謝。まだ小説の方書かれていらっしゃるんですかね〜?時間がある時にまたお邪魔させていただきますね♪また他の作品でも遊びに来てくだされば嬉しいです^^* (2019年5月7日 23時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
82honey(プロフ) - リアル設定は現実を想像してしまい辛いので今まで読ませていただかなかったんですがめちゃステキなお話で引き込まれました。さすがみゆさんです。ありがとうございました。 (2018年11月23日 17時) (レス) id: bebe3edb71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はちみつみゆ | 作成日時:2018年1月20日 22時