HONEY LOVE １

食欲？性欲？ ページ36

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「お腹すいたぁ〜〜っ！！！」







これは、俺の彼女の最近の口癖。







「食えばいいだろ〜」


「太るじゃん」


「食っても動けば消費される」


「動きたくない」


「痩せる資格なしっ！」


「だって〜〜」






運動嫌いだしそもそも運動神経ないから出来ないんだよすぐ疲れちゃうし疲れたら食べたくなるし………
って、ぶつぶつぶつぶつと。







「みっくんの二の腕おいしそう……」


「え？」


「食べてもいい？」


「は？」






ぱくっ。


と、食べられた俺の二の腕。

風呂上がりで暑ぃから、半袖Tシャツの袖を捲って露になってた俺の二の腕をこいつは





食った。









「なんっしてんの、お前っ」


「(あむあむ)」


「食うな！腕を！」


「(あむあむ)」


「ちょっ、お前っ、」







な、な、なっ、
何プレイだよこれ。

腕を掴んで、二の腕をあむあむしてる。

その様子を俺は呆然と見下ろしてる。








「ぷはーっ、おいしいっ」







そしてようやく解放された腕。

その顔はまぁー、満足げで
いひひと笑顔を輝かせた。








「みっくんの腕すごいおいしいね。
程よい筋肉と逞しさ！そしてちょっと柔らかくていい筋もあって、」

「変態か」


「えへへ、たまんないねぇ〜」







ちょっと空腹紛れた、って元気に立ち上がるから
今度は俺がAの腕を引いてまた元の場所へと座らせた。









「ん？」


「Aばっか食ってずるいじゃん」








その腕をそのまま引き寄せれば
簡単に俺の胸の中におさまった。








「じゃ、じゃあみっくんも私の二の腕、

「いらんわ、あほ」


「あほ？！
あほって何……────っ、///」







怒ったAの耳をカプっと口に含めば
可愛くちゃんと反応してくれる。








「俺も食ってもい？」







みるみる赤く染まる頬が可愛くて可愛くて
その頬にも口付けた。







「やっ、みっくんの食べるの意味は違うじゃんっ」


「いやいや、ガチで食おうとする方がやべぇから」







人の二の腕あむあむしといておしまーい。

なんてことあるはずだろ。



ちゃんと俺もAをおいしく
いただきまーす。








END.

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