210 北山side ページ20
.
「歩ける?」
「全然歩けます!」
若干フラついてるAを支えるために二の腕に触れると
想像以上に熱を持ってる体に驚いた。
まぢじゃん。
ぜってぇ高熱だよ、これ。
.
「あのっ、ちょっと電気暗くしてもらっていいですか…?」
「え、なんで?」
「なんかほら…、あれですよ!」
「具合悪いから明るいのキツい?」
「そうそうそう!それです!」
何かやたらさっきから様子おかしいけど
これもまた熱のせいなのか…?
要望通り
電気を暗くして、むにむにな二の腕を引き上げてベッドへ寝かすと
布団を顔半分まで被って
ありがとうございます、って呟かれて
ベッド脇へと腰掛けた。
「なんか食いたいもんない?」
「大丈夫です」
「飲みたいもんは?喉渇かね?」
「大丈夫です」
「あ、冷えピタ貼ってやろうか?
わざわざ買ってきたんだぞ〜?」
「ふふ、じゃあお願いしますっ」
来る途中にコンビニで買った
アンパン○ン柄の冷えピタとポカリを出して
薄暗い部屋の中、熱いおデコにピタッと貼ってやった。
「つめた〜い…」
「Aが熱すぎんだよ。
ポカリもせっかく買ってきたんだし飲めば?」
「…じゃあ少し飲もうかな」
起き上がろうとするAを押しやって
またボスンとベッドに沈めると
薄暗い中、困惑の表情が見えた。
「いいよそのままで」
「え?でも寝てたら飲めないんですけど」
「飲ましてやるから」
「…飲ましてやる…?」
キャップを開けて自分で口に含んでAに目をやると
珍しく状況を瞬時に察知したご様子で
「えっ?!ちょっ、なにす、──・・!
抵抗しようとしたAの顎を持ち上げて
唇を奪った。
この時の俺は
この熱すぎる唇が、熱のせいだと思って疑うこともなかった。
2343人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はちみつ(プロフ) - みつみささん» はじめまして!毎日なんて嬉しいです!きっとみつみささんのコメントを読んでニヤついてる私の方が気持ち悪いはず。笑 八年前からとかキスマイがデビューする前からですか?凄い羨ましい!その頃のみっくんを知ってたなんて!♪北山さん、夜にまた登場しますね♪ (2018年2月18日 15時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - さりさん» そうなのですよ〜( ;o;)この流れからしたらもう藤ヶ谷さん…と!思いきやっ?!な、展開にするかもですので、まだまだ希望は捨てずにです!笑。夜にはまた北山さん登場するので、良かったら見てやってくださいね♪ (2018年2月18日 15時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - ミニーさん» ミニーさーん!♪ほんとガヤさんが登場するととりあえず甘々になっちゃってむず痒いですね。笑 今日の夜には新しく移行してまた更新するので、またお会いしましょうね\(^o^)/ (2018年2月18日 15時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
みつみさ(プロフ) - はじめまして!この小説が始まったときからほぼ毎日更新チェックさせていただいてます←気持ち悪い笑私自身8年前北山担になり、しばらく藤ヶ谷担→北山担に出戻りした人間なので、主人公の気持ちが分かりすぎます(T^T)笑でもやっぱり私は北山くんが好きです〜〜!(T^T) (2018年2月18日 4時) (レス) id: 4882726de9 (このIDを非表示/違反報告)
さり(プロフ) - たぶん藤ヶ谷さん派も多いと思うし、今までの流れからして藤ヶ谷さんに行くのが妥当だと思うのですが私的にはやっぱり北山くんが振られるのは泣けちゃうのでつらいです(;;) (2018年2月18日 3時) (レス) id: 56060c02c6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はちみつみゆ | 作成日時:2018年1月6日 22時