はじまる、恋。４

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もはやお決まりになっちゃってる
コンサートの度に、北山さんのお部屋へと入り浸るこの感じ。








「おじゃましまーす…、」


「はいよ〜」









相変わらず広めな部屋に、おっきいベッドがふたつ並んで
窓からは、車のライトや街灯が
綺麗な夜景を作り出してる。


二階堂さんと千賀さんにニヤニヤしながら部屋まてま見送られてバイバイされて
何だかこれから起きるであろうド○○キな展開に
もはや酔いも覚めつつあるし。









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「先に風呂入る？」


「え、いや、お先にどうぞ？」


「じゃあ一緒に入るか」


「や、やだっ！//」


「出たよ、やだやだ病」









やれやれ困ったやつだな、っておもむろに私のTシャツに手をかけた。









「はい、ばんざい」


「ばんざーい」









まだ若干お酒でふわふわな頭で
なぜだかばんざーい、ってそのまま素直に従ってしまい
勢いよくバッて上にあげられて
スポッと気持ちよく脱げてしまうTシャツ。









「ひゃっ、ちょっとっ！！//」








脱がせたTシャツをベッドにポイってして
キャミソールの裾にも手をかけて









「はい、ばんざーい」


「やっ、もう脱ぎませんっ！」


「じゃあ一緒に風呂入ろうよ」


「入りません！//」


「どっちかにしようぜ？
一緒に風呂入るか、今俺の目の前で服脱ぐか」









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・・え？

根本的にその選択肢おかしくない・・？


いくら酔ってたって、そのくらいは分かるよ？







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「早くしねぇと無理やり脱がすぞ〜」


「えっ、ちょっと待って…っ、」


「ごー、よん、さん、にー、いーち…、」


「ええぇぇっ？！」








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数えながらも楽しそうに
するすると裾から侵入してくる北山さんの手のひらに
もうどっちを選んでも、結末は一緒な気がする…？

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