はじまる、恋。４

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「お前また何か余計なこと言っただろ」


「い、いってません！！」


「メンバーと仲良くなるのはいい事だけど、二階堂と千賀はからかってくるから一番知られたくねぇんだよ」


「でもその二人が一番話しやすいんですもん…」


「だったらあんま変なことは言うな？」


「変なことって、なんですか？」









変なことって、どんなこと？


北山さんは焦らすのが好きだとか
寝る時は腕枕してくれるとか
私のほっぺが好きだとか
意外に甘く愛してくれるとか、


もっともっと言えないようなことまで(自主規制)
どっからどこまでが、変なことなの？









「……プライバシー全部だよ、全部っ！」







変なこと、を考えてる私を察したのか
ペシっておでこをデコピンされて









「なんか言ったら、Aの変なことも言うからな」


「え、私の変なことって…？」






.









ニヤッとした北山さんの表情に、嫌な予感。








「首筋弱い、イク時シーツやら俺の服を握りしめる、焦らすと可愛くお願いしてく、

「わーーーっ！！！もう、やめてっ！！//」









指折りかぞえてニヤニヤ話す北山さんに
バカバカバカ、って周りを見渡して胸を叩けば
ははは、って楽しそうに笑ってるだけだし。









.









「二階堂達に言って欲しくないなら、お前もあんま変なこと言うなよ？」


「……はーい。」









そもそも、どっからどこまで言っていいのか正解も結局分かんないんだけど
まぁいいか。

内緒で色々相談に乗ってもらおう。(結局)








.









「今日も終わったら、飯行くだろ？」


「いいんですか？」


「おう、多分二階堂たちも一緒だけど」


「よし！じゃあご飯を楽しみに頑張ります！」


「がんばれ、食いしん坊」


「はい…………、え？」








なんじゃい、食いしん坊とは。









「ふは、じゃあなっ」







むっ、と怒る私に
可愛い笑顔を残しながら、髪の毛くしゃってされて
そのまま行ってしまう北山さんを見送った。

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