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あったかい。
ギューって、守られてる感じ。
男の人の温もりに包まれてるこの感覚。
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・・・ん?
男の人の温もりに包まれてる感覚・・?
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.
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「・・・・え。」
パチッと目を開けると、飛び込んできた光景は
青い色のTシャツ。
そして、そのTシャツ姿の胸の中にすっぽりと包まれていて。
そのまま少し上に視線をずらすと、すやすや寝てるお顔。
.
.
「っぎゃぁぁぁっ!!!!」
まだ薄暗くて静かな明け方。
大きな悲鳴を響き渡せ、慌てて起き上がろうとするも
両足を挟まれてる。
たぶん足の間に挟まれてて、超絶な密着状態で
もう抱き枕状態。
.
「なにっ?!」
隣のベッドからガバッとまだ目を開けきらずに、ビックリして飛び起きた二階堂さんと
「うっせぇ〜…、」
隣でもぞもぞと耳を押さえて、寝返りをうつ北山さんに
ようやく両足が解放されて起き上がった。
「えっ、?!」
なんで私、北山さんと寝てるんだっけ・・?!
状況を把握できずに、そのまま頭を抱えて記憶を辿ると、
途中からの記憶がない。
「そうだ…、わたし寝ちゃって…、」
疲れとお酒が相まって、そのまま寝ちゃったんだ私。
な、なんてこと・・っ、
「ごめんなさい、北山さ…、
あれ?
でもテーブルで寝ちゃったはずなのに
なんで北山さんと一緒にベッドで・・?
.
「えっ?!?!」
途端にあらぬ妄想が一気に脳内を駆け巡って
バッ、と自分の衣類の確認をするも
「服は着てる…」
ホッとして自分のズボンを握りしめて思わずそう呟くと
寝返りをうって反対側を向いてた北山さんが
くるりとまたこっちを向いて、明らかに不機嫌そうな顔。
「はぁ?
当たり前だろ、二階堂もいるのに襲うかよ」
「そういう問題ですか?!
ていうか何で一緒に寝てるんですかっ?!」
「阿部ちゃんが寝ちゃうから 」
「だからってなぜに同じベッドで?!」
「俺が寝る前には起こして部屋に帰そうと思ってたんだけど、知らねぇ間に俺も寝ちゃってたんだよ」
俺だって疲れてんだからなー、って
ふぁ〜ってアクビして伸びをしてる北山さん。
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はちみつ(プロフ) - 梓さん» お話読んでくださってありがとうございます。ご指摘されましたところ、全て訂正いたしました^^* (2018年10月8日 8時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
梓 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした(>_<) (2018年10月8日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
梓 - またまた続けてのコメントですみません。 物語読んでいて思ったのですが...。 34のここの台詞 「反則やん、あれは…っ」 主人公ちゃんって関西出身の設定なんですか? (2018年10月6日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
梓 - また続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 24のここの台詞 だって阿部ちゃんは、他に仲良さそうに人もいないし 地方まで来て、一人でご飯食べるなんて寂しいじゃん? これ正しくは他に仲よさそうな人もではないんでしょうか? (2018年10月6日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
梓 - 続けてのコメントですみません(>_<) これ棚じゃなくて椅子とか段差ではないんでしょうか? 低い棚ってなんですか? 聞いたことないのですが...。 (2018年10月6日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はちみつみゆ | 作成日時:2017年7月28日 22時