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「「かんぱーい♪」」
ようやくあれから二階堂さんも合流して
やっとのことでご飯にありつける。
ケータリングとはいえど、なかなかの充実したメニューっぷりに食いしん坊心がウズウズする。
「食べてもいいですかっ?!」
「待て待て、今日のライブ見ながら飯食うから」
「仕事熱心ですねぇ…」
「そう?」
ビール片手にガチャガチャとディスクをセットしに行く北山さんの背後で
何やらもぐもぐしてる人。
「あーっ!二階堂さんもう食べてるっ!
北山さんが待てって言ったのに!」
「いいだろ、別にー!」
「私も早く食べたいっ!」
「じゃあ食えよ、んな律儀にミツの待てを守らなくても」
とってもとっても美味しそうにモグモグしてるから
北山さんに駆け寄って告げ口するも、はいはいって流されるし。
「よし!準備できたし、俺らも食おうぜ」
北山さんがそう言ったのと同時に
テレビに写し出される今日のライブの模様。
「わぁー!すごいっ!」
「ほらほら、あっちで見るぞ」
テレビ前で思わずライブ映像に感心していると
後ろからグイグイ背中を押されて、ベッド下のテーブルの前へと座らせられた。
.
.
それから
ひたすらにライブを見ながら食べて飲んで
二人でなにやら話し合ったりとかしてて。
ライブ構成とかにはそれほど関わってはない私は
その二人の会話にも入れず、ただただそのライブ映像に見入る。
その中でも、無意識に目で追ってしまってるのは
藤ヶ谷さん。
キラキラな笑顔で手を振っていたり
急にセクシーなダンスを見せてみたり
真剣なお顔もまた、キリッとしててカッコいい。
・・藤ヶ谷さん、今頃なにしてるんだろうなー。
私みたいに、誰かをまたご飯に連れていったりしてるんだろうか。
あー、声聞きたいなー、
藤ヶ谷さん、
ふじ、がや、さん・・・・
Zzz・・・
.
そしていつの間にか案の定
疲れとお酒と、部屋の快適な温度と
ライブ映像から流れる歌声と、北山さんと二階堂さんの話し声と
全てが心地よい眠りの材料となり
意識を手放していた。
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はちみつ(プロフ) - 梓さん» お話読んでくださってありがとうございます。ご指摘されましたところ、全て訂正いたしました^^* (2018年10月8日 8時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
梓 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした(>_<) (2018年10月8日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
梓 - またまた続けてのコメントですみません。 物語読んでいて思ったのですが...。 34のここの台詞 「反則やん、あれは…っ」 主人公ちゃんって関西出身の設定なんですか? (2018年10月6日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
梓 - また続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 24のここの台詞 だって阿部ちゃんは、他に仲良さそうに人もいないし 地方まで来て、一人でご飯食べるなんて寂しいじゃん? これ正しくは他に仲よさそうな人もではないんでしょうか? (2018年10月6日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
梓 - 続けてのコメントですみません(>_<) これ棚じゃなくて椅子とか段差ではないんでしょうか? 低い棚ってなんですか? 聞いたことないのですが...。 (2018年10月6日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はちみつみゆ | 作成日時:2017年7月28日 22時