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「何これ、おいしい〜っ!」
キューン騒動(?)から何とか立ち直り、無事に店について
テーブルにずらりと並べられた料理たち。
「おいしいね、そしてやっぱりお米もおいしい」
「ですねっ!さすが新潟です!」
お米をほくほくと口に運ぶ藤ヶ谷さんが新鮮でかわいい。
それを見ながら私もほくほくとお米を口に運ぶ幸せ。
「Aちゃんは嫌いな食べ物とかないの?」
「ん〜、あんまりないですけどセロリはどうしても食べれないです」
「あ、確か玉もセロリ嫌いって言ってたな」
「だってあれは、食べ物じゃない味がしますもん」
笑いながらも、相変わらず上品にモグモグしながら
なに飲む?ってさりげなく少なくなっていた私の飲み物を追加してくれた。
本当はこういうの、女の子が気をきかせてやらなきゃだろうに
藤ヶ谷さんのスマートな気遣いが神すぎて。
「藤ヶ谷さんは?嫌いな食べ物とかないんですか?」
「俺パクチー本当に駄目で、前に番組でパクチー食べなきゃだったとき地獄だった」
「えー?!パクチーおいしいじゃないですか!」
「セロリ駄目なのにパクチー好きとかおかしいって!」
「そうですかね〜?
セロリの方がよっぽどひどい味してますよ?」
こうして他愛もないセロリVSパクチー討論をしたりして
自然と話も尽きずに、ふたりでペロリと料理をたいらげた。
.
.
「お腹いっぱいで幸せ〜」
「一口が大きいよね、Aちゃんって」
しめのデザートに苺のムースと、苺のケーキを頼んで食べていると
ほっぺに詰め込んだ苺を、指でプスッと押されて
途端に熱をもつ頬。
「そ、そうですかっ?!//」
動揺を隠すように更に口に詰め込むと
詰め込みすぎだから!、ってまた笑ってて。
.
なんだかもう、
一生分の幸せ使ってるんじゃないかってくらい
幸せすぎる。
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はちみつ(プロフ) - 梓さん» お話読んでくださってありがとうございます。ご指摘されましたところ、全て訂正いたしました^^* (2018年10月8日 8時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
梓 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした(>_<) (2018年10月8日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
梓 - またまた続けてのコメントですみません。 物語読んでいて思ったのですが...。 34のここの台詞 「反則やん、あれは…っ」 主人公ちゃんって関西出身の設定なんですか? (2018年10月6日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
梓 - また続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 24のここの台詞 だって阿部ちゃんは、他に仲良さそうに人もいないし 地方まで来て、一人でご飯食べるなんて寂しいじゃん? これ正しくは他に仲よさそうな人もではないんでしょうか? (2018年10月6日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
梓 - 続けてのコメントですみません(>_<) これ棚じゃなくて椅子とか段差ではないんでしょうか? 低い棚ってなんですか? 聞いたことないのですが...。 (2018年10月6日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はちみつみゆ | 作成日時:2017年7月28日 22時