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「今仕事終わったの?」


「もう終わって、家にいて寝ちゃうとこでした」


「そっか眠いよね、ごめんね?」


「あ、いやいや!!
いまお話したら目が冴えちゃって!!」


「はは、俺もAちゃんの声聞いたら疲れが吹っ飛んだ」








.






はっ?!

私の声で、疲れが吹っ飛んだだと・・?!?!








.









「あれ?Aちゃん?」








放心状態の私に
おーい、って携帯の向こうから聞こえる声に
ハッと我にかえる。









「えっ?!」


「急に黙るから、どうしたの?」


「だっ、えっ…、いや…っ」









テンパりまくって、言葉にならない言葉を発していると
藤ヶ谷さんの笑い声が携帯を通して伝わってくる。







あ〜…、

この声、いつまでも聞いてられる。



目覚ましにしたい

いやっ!

寝る前の子守唄でも…、









「そういえば明日俺らリハないから会えないね、寂しい?」








そんなくだらない事を考えていると
また耳を疑うような発言をしだすから









「寂しいっ?!//」


「寂しくない?」


「さ、さみしい…っです…、//」









.








「おれも」









.









おっ、おれも〜〜っ?!//









怒濤の言葉攻めで、もはや何も言葉に出来ずにいると
また子守唄に聞きたい笑い声。









「はは、面白いよねAちゃん」


「もう…っ、
からかわないでくださいよっ!」


「ごめん、つい可愛くて」


「か、かわっ?!//」


「ふふ、
じゃあもう眠いだろうし、おやすみ」


「あっ、おやすみなさいっ!!」


「また連絡していい?」


「はい、是非っ!!」









最後まで甘い声で終わった藤ヶ谷さんとの電話に
思わず正座になっていた体勢から、そのまま後ろに倒れ込む。









「っはぁぁぁ〜〜っ!!」







なんか、私キョドりまくっててまともな会話が出来てなかった気がする。


ほとんど動揺しかしてなかったよ。









「藤ヶ谷さん…、」









通話履歴をボーッと眺めながら呟いたその名前に
勝手にまたひとりで照れて、我にかえるの繰り返しで
完全に変人すぎる。









明日も仕事だしさっさとお風呂に入って寝ようと
ドキドキする胸を抑えながら、浴室へと向かった。

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はちみつ(プロフ) - 梓さん» お話読んでくださってありがとうございます。ご指摘されましたところ、全て訂正いたしました^^* (2018年10月8日 8時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
- こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした(>_<) (2018年10月8日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
- またまた続けてのコメントですみません。 物語読んでいて思ったのですが...。 34のここの台詞 「反則やん、あれは…っ」 主人公ちゃんって関西出身の設定なんですか? (2018年10月6日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
- また続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 24のここの台詞 だって阿部ちゃんは、他に仲良さそうに人もいないし 地方まで来て、一人でご飯食べるなんて寂しいじゃん? これ正しくは他に仲よさそうな人もではないんでしょうか? (2018年10月6日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
- 続けてのコメントですみません(>_<) これ棚じゃなくて椅子とか段差ではないんでしょうか? 低い棚ってなんですか? 聞いたことないのですが...。 (2018年10月6日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はちみつみゆ | 作成日時:2017年7月28日 22時

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